おたる潮まつりの2日目7月26日(土)は、メインイベント・潮ねりこみが13:00からサンモール一番街からスタート。職場・学校・町内会などで作る約70梯団・約5,000人が出場し、第3号ふ頭の中央ステージを目指し市内中心部は踊りの列が作られた。
スタート直前にはねりこみに華を添え、パレードの進行を祈願したくす玉割りが行われ、小樽潮太鼓保存会の親隊・ハマナス隊の迫力ある打演が披露され、梯団トップの役員梯団が踊り出した。
小雨がぱらつく生憎の空模様となり、夜には時折本降りの雨となったが、昨日までの酷暑からは解放された。
今日の日のために練習を重ねた子どもたちは、学校や町内会の梯団に加わり成果を披露し、沿道の見物客からは大きな拍手が送られていた。自由参加のとびいりDE踊り隊も14:45過ぎと18:00の2回開催された。
北海製罐のホッカングループは80名が参加。両手に缶を持ってカチカチと鳴らして踊りを披露。見物客に缶の貯金箱を配布していた。
中央バスグループは70名が参加。シンボルの天狗さんが先頭を歩き、最後尾は天狗太鼓の打演で天狗山をアピール。オリジナルの踊りを披露するなど、工夫を凝らした団体も多かった。
一般観覧客の投票で決まる市民賞をはじめ優勝・特別賞が贈られる、第34回潮ねりこみコンテストも開催された。表彰式は27日(日)の中央ステージで行われる。
同まつりに併せ、開催時間もコロナ禍前に戻してライトアップも復活した、第14回小樽がらす市も開催されている。
市内外19店が旧手宮線にずらりと並び、人気の約130個の風鈴トンネルも設置し、風鈴の涼し気な音が会場周辺に響かせる中、店主自らが店頭に立って接客し、魅力あふれるガラス製品を販売した。
子どもたちにも楽しんでもらいたいと、子ども広場を市立小樽美術館(色内1)広場に設置し、ガラスに関する企画の子どもクイズラリー、ビー玉チャレンジやピンポンゲームを用意し、浮き球綿あめはブルーの綿菓子が涼しさを誘った。
市内奥沢に店舗を構えるGlass Studo SHIMA・SHIMA&Glass Beads Art Mayukoでは、サンキャッチャーづくりの体験に加えボールペン作りも開催。市内の女性は、「簡単にできておしゃれ。思い出になる」と、色とりどりのビーズを選んで使い制作体験を楽しんでいた。
イメージ・グラス(色内1)では手描きのガラス絵制作体験を実施。札幌在住のかのんちゃん(4年)は、「おたる潮まつりを楽しみにしていて、会場に到着して即ガラス絵を制作したくて来場。昨年もガラス絵を制作している」と話した。
川田伸行小樽がらす市実行委員長は、「コロナも明け、夜までの開催は6年ぶりとなる。ライトアップも行い、昼間とは違う雰囲気を味わってもらいたい。子ども広場を開設し、家族連れにも楽しんでもらいたい」と来場を呼びかけた。
27日(日)には、グラスデザインコンテストの表彰式が行われる。