小樽市とまいぷれが協定締結 行政情報発信力強化

 多くの市民へ市の行政情報の発信力を強化するため、地域情報ポータルサイト「まいぷれ」を運営する株式会社フューチャーリンクネットワーク(石井丈晴代表取締役)と、まいぷれ小樽を運営する株式会社みなとまち情報社(湊一浩代表取締役)との三者協定として、小樽市(迫俊哉市長)の行政情報発信に関する協定を締結。8月27日(水)11:00から市役所(花園2)2階市長応接室で締結式が行われた。

 まいぷれ情報配信協定数は、8月1日現在で92市区町村と107の協定を結んでいる。道内では、苫小牧市・石狩市・岩見沢市に続き4市目となる。

 

 迫市長は「市民の皆さんと情報共有を行い、市民参加型の市政運営に努めている。日々の情報発信については、より分かりやすく市政の情報提供ができるよう、HPや広報誌・ラジオ・SNSなど多様な媒体を活用しているが、協定の締結により月間7万件の閲覧数があるまいぷれ小樽に、本市の行政情報を無償で掲載いただけるとのことで、本市としては情報発信機能の更なる強化、市民の皆さんが市政の情報に接する機会を増やし、市民と市との関係醸成の機会の創出ができることとなり感謝している。これを契機に、暮らしに役立つイベントなど、市民の関心の高い情報発信のためのまいぷれ小樽を活用し、より一層市民の皆さんは本市行政に対する理解を得られる機会が増すことに期待している」と述べた。

 

 石井社長は、「地域活性をテーマに2000年に設立。25年展開する中で、地域の魅力ある情報を届ける使命を持ち、行政情報と民間情報を分けて配信することで市民が混乱する現状を目にしたことをきっかけに、1カ所で分かることがより有効な情報が配信できる。さらに新しい小樽の発展に貢献できる存在となれば」と述べた。

 

 「子育て世代へは予防接種やレストラン情報など、1カ所で分かるよう情報をまとめることが可能となり、市が主催や協賛していないイベントでも、すすめたい応援したいイベントなども紹介できる。防災関連では、東日本大震災時に風呂が使えないことがあり、まいぷれで公衆浴場情報を配信した事例では、官民連携が力となった」と締結のメリットを語った。

 湊社長は、「小樽市の中でいろいろな課題がある中、それを活性化しながら課題解決するビジネスに繋げようという発想で会社を立ち上げ8年。地域情報を発信している。事業者と繋がりが深くなる中で、観光都市、地方都市の課題があると感じている。今回の協定を機に、情報発信を大事にしながら、様々な課題に挑戦していきたい」と意欲を示した。

 

 ◎地域情報サイト「まいぷれ」(外部)

 ◎小樽の地域情報サイト「まいぷれ小樽市」(外部)