小樽市総合博物館で平間さと子ピアノ演奏会

 8月31日(日)16:00から小樽市総合博物館本館(手宮1)1階ドームシアターで、ピアニストの平間さと子さんが出演してプラネタリウムコンサートが開催され、25名が星空の投影と生演奏を楽しんだ。

 平間さんの曲を通常のプラネタリウム投影時にBGMとし使用していることで、同館・鈴木博子学芸員は、「いつもの音を生演奏にしたらきっと素敵だろう」と提案し実現した。

 

 作曲家でもある平間さんは大阪府出身で千葉県在住で、現在小樽ふれあい観光大使。「景色が見える音楽」をコンセプトに活動を続け、屋内外でライブコンサートを開催。小樽では、2月に開催される小樽雪あかりの路に合わせ、雪の降る会場で生演奏を披露し、実行委員公式CD「小樽雪あかりの路 またここで、きっと~」をリリースした。毎年小樽美術館でのコンサートやおたるストリートピアノにも参加している。

 

 今回のコンサートの事前予約では定員以上の応募があり、当日は道内外から25名が集まり、プラネタリウム室内で満天の星空と生演奏のコンサートを初体験。

 

 ピアノは人を幸せにするという信念の平間さんは、「空を見るのがとても好きで、いろいろな出来事や出会った人のことなどを思い出して、自分に問う・自分と対話する時間に。今日の企画はのんびりリラックスして楽しんでください」と挨拶。

 ピアノ伴奏に合わせ、31日16:00の小樽の空の様子を解説し夏の星座を紹介した。神秘の光・オーロラの映像を流しながら、平間さんの即興で光と音の一期一会を楽しむプログラムも盛り込まれ、狭い室内にピアノの音色が響き、心地よいひと時を過ごしていた。

 

 ベトナム来日9年目の女性は、「プラネタリウムでのコンサートは初めてで、とても素敵だった。また機会があれば来場したい」と満足していた。

 

 ◎小樽市デジタルプラネタリウム(外部)

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