9月13日(土)からの3連休に、小樽市指定歴史的建造物第53号の運河公園休憩棟(色内3・旧日石倉庫)で、秋のおたる歴史紀行音楽きこうvol.16が開催されている。
小樽水産高校・小樽潮陵高校・小樽桜陽高校・小樽未来創造高校札幌精華学園と合同バンドの春の講習会を更に上回る過去最多28組が出場。得意なジャンルの曲を選び、持ち味を生かした演奏を披露。新人戦を控えているバンドも多く、講習会の成果を演奏に反映したいところだ。
春に結成し初出演バンドが多く、緊張した雰囲気で演奏に臨んだ。出場多数のため1曲のみの演奏で講師にアドバイスを受け、2日目はアドバイスを生かした発表会。3日目は出場を希望する10組が演奏し、発表の場を確保している。
バンドボーカルとしてライブ活動やTV・ラジオに多数出演し、愛宕音楽院学校長も務める中間真永氏が講師を務め、各バンドの演奏後に今後良くなる適格なアドバイスを行い、参加者は言葉ひとつひとつを丁寧に聴き入れ、次のステップアップに繋げていた。
潮陵高1年生4名のバンド・らんちゃーむがトップバッターを飾り、水産高1年生4名のLook at usは10-FEETフィートの第ゼロ巻を演奏。
中間氏は「勢いがあったがバラバラで、ボーカルも音程をしっかり」と指摘し、金子氏は「魂を感じそれぞれにスピードがある。メンバーで音をお互いに良く聞いて、ドラムがひっぱっていくと音もヘビーになる」とアドバイスした。
ギターの宮崎さんは、「4月に結成しできていないところもあり、アドバイスを生かしたい」と話した。
桜陽高1年生バンドのシーサイド、水産高生バンドのAnyColors、学校ジャージの色から群青カルテットと名付けた潮陵高1年生バンド、潮陵高5名のPisces Boysらが出演し、その度、講師陣のアドバイスを受け、2日目の発表会に繋げていた。
Pisces Boysボーカルの吉田さんは、「フレッシュ感とボーイズバンド的な明るさが持ち味。練習不足で不安もあったが、楽しめた。先生のアドバイスを持ち帰りみんなで話し合いたい」と、話した。
3日とも後半は、オールディーズナンバーを奏でる一般バンドの出演もあり、最終日は発表の場として講習会に参加した高校生10バンドも出演する予定。
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