第50回目の節目となる小樽ユネスコ協会(原田祥二会長)の小樽ユネスコ英語祭が、10月25日(土)11:00から市民センター(色内3)マリンホールで開催された。

同会は、札幌に次ぐ道内2番目の民間ユネスコとして1949(昭和24)年に発足し、世界寺子屋運動への支援・国際交流・コミュニケーション・市立小樽図書館ユネスコ世界ユネスコ文庫の充実など、ユネスコの理念に資する活動を行っている。
館内エントランスホールでは、小樽南ロータリクラブ員によるポリオをなくそうを呼びかけるブースや、小樽商科大学留学生によるアフリカ・フランス・フィンランドのブースを設置し、各国の文化等を紹介。

ステージでは、幼稚園児から高校生までが、様々なテーマで英語のスピーチだけではなく、得意なパフォーマンスを交えて日頃の成果を発表した。
北海道高校英語指導助手ESS会員のスイーンクレア・マクレアさん、マイク・マコールさん、小樽市英語指導助手のケン・エマニュエルさん、小樽ユネスコ協会・外園知代副会長が審査員、星功副会長が審査委員長を務めた。
原田会長は、「少しでも英語を身近なものにするために英語祭に取り組み、50回目の節目を盛り上げようとマリンホールで開催した。31組が出場し、藤幼稚園をはじめ、9つの小学校・7つの中学校・3つの高校から出場。スピーチだけではなく、歌・朗読・歌唱・ダンス・バレエ・空手などを楽しみにしている」と挨拶。
トップバッターの幼稚園児12名が、「あさのしたくのうた」、「あたまかおひざあし」の2曲を動作を交えて元気に歌い、初出場の小学2年・清水莉央さんは、大好きな「ディズニー英語に磨きをかける」のスピーチに挑戦していた。

小学3年・阿部悠斗さんが出場しようと、姉の小学5年・萌香さんを誘い、ミニオンズのコスプレで登場して「5匹の子ザル」を歌い、萌香さんは「緊張したけど、練習通り歌えた」と、悠斗さんは「楽しかった。また出場したい」と話していた。
迫俊哉市長は、「それぞれの地域の文化に興味を持ち、英語を学ぶことで世界感が広がり、広い視野をもちりっぱに成長することを願う」と、中島教育長は、「英語力を向上させ自らの思いを伝え、この大会が魅力多いものとなることを願う」と挨拶した。
星副会長が在札幌アメリカ総領事館のジェフ・フリーマン領事の手紙を代読し、「次回はぜひ参加したい。人前で話すことは容易ではない。まして英語で話すことは難しい。本日出場される皆さんは健闘されますように」と激励した。

小樽リトルシニアで野球をしている山吹奏太さんは、「僕の目標」について紹介し、バレエの魅力を振りを交えながら紹介する三浦なのはさんと黒田美凜さんは、英語でバレエのポーズを紹介した後に2人で踊り、楽しさを伝えようと発表した。

小学校入学前から空手を稽古している小学3年の高畠嶺花さんと小学1年の実葵さんは、空手についてスピーチし、形を披露したり迫力ある板割のパフォーマンスをステージで行った。

様々なテーマで発表が続き、観客は興味深く見入っていた。
中高生の部
小樽ユネスコ協会会長賞 松ヶ枝中2年 森七彩さん
小樽市長賞 北陵中2年 村上こころさん
小樽市教育委員会教育長賞 潮陵高校2年 吉田叡立さん
在札幌米国領事館総領事賞 潮陵高校2年山吹玲生さん
小学生の部
小樽ユネスコ協会会長賞 余市沢町小1年3年古平小3年
松林佳那さん・芽依さん 越後友愛花さん
小樽市長賞 銭函小4年 永山千晴さん
小樽市教育委員会教育長賞 長橋小3年 池田淑杏さん
小樽南ロータリクラブ会長賞 稲穂小3年 山吹朔太郎さん
小樽南ロータリクラブ会長賞 桜小6年 竹内咲莉さん
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