小樽市総合博物館運河館のガイドブック完成

 小樽市総合博物館(手宮1・石川直章館長)の写真提供・文献紹介・校正などの協力を得て、同館運河館(色内2)の展示に合わせたガイドブック(A5横版・58ページ)を、市内出版会社・有限会社ウィルダネス(佐藤圭樹代表・編集者)が発行。

 

 展示について事前に教員が調べ、児童に指導することができるので、学校で使用したいとの依頼があり、10月中旬に市内全小中学校へ3冊ずつ87部(69,600円)を寄贈。

 

 博物館関連では、2019(令和元)年5月に本館公式ガイドブックやアイアンホース号ガイドブック・小樽の鉄道史なども発行。小樽市制施行100年に合わせ「小樽市史写真編」をコンセプトにした記念誌も発行している。

 

 石川館長は「大人向けの内容ではあるが、中学生には理解できる内容であり、小樽の歴史が分かりやすい。入門書として活用してもらいたい。これを持って小樽を見て!」と活用を期待した。

 

 佐藤さんは、「歴史を中心に奥が深いニシンと北前船にウエイトをかけた。運河館の展示を見ただけでは理解できないこともあるが、展示の背景を知るなど、展示を補完するものとなるよう工夫した」と話した。

 

 小樽市総合博物館本館(手宮1)のミュージアムショップポッポーと運河館(色内2)売店で1冊800円(税込)で販売。随時、増刷し少しずつ改訂する予定。(本館のミュージアムポッポーは、空調設備改修のため12月20日(土)より利用可能) 問合せは運河館(0134‐22‐1258)へ。

 

 ◎関連記事