小樽市立稲穂小開校130周年 サカナクション・山口氏来校

 11月15日(土)10:00から児童249名・保護者・スタッフ100名・来賓50名・教員30名が出席し、小樽市立稲穂小学校(富岡1・遠藤隆典校長)開校130周年記念式典が行われた。
 
 
 同校は、1895(明治28)年2月16日に男子7名・女子1名で発足し、当時稲穂町と称していたことから稲穂小学校と名付けられた。
 
 
 遠藤校長は、「これからも稲穂小学校に関わる教職員・保護者・地域の皆で培った校風を継承し、未来を見据え、さらに豊かな教育を続け、140年・150年と地域に愛され続ける学校を願っている。
 
 
 そして、稲穂小学校で学ぶ子どもたち・巣立っていった卒業生が、利口で達者でほがらかに、社会で逞しく輝き、未来を切り開いていくことを心から願っている」と式辞を述べた。
 
 
 伊藤嘉章PTA会長は、「これからの未来へさらなる力を合わせて行く再認識をした。PTAは結束し、子どもたちの学校生活を素晴らしいものにし、子どもたちの無限の可能性を引き出すための学校、未来へ一緒に学び成長していきましょう」と挨拶した。
 
 
 開校130周年金事業協賛会・中村圭助実行委員長から、子どもたちの未来のために協賛金171万9千円が集まり、記念品として贈呈された。
 
 
 子どもたちの思い出に残ることをしたいと、同校OBの中村実行委員長は、同級生だったサカナクションの山口一郎氏に参加を呼びかけ、快諾を受け来校が実現。記念式典でトークショーが開催された。
 
 
 山口氏がステージに顔を出した途端、児童からは歓声が沸き起り、同校に通っていた頃、両親からギターを教わり小学5年生で曲を作り、中学3年生でミュージシャンになりたいと真剣に思い、札幌の高校へ進学し27歳でプロミュージシャンとなり、30歳で上京したことなど、「これから沢山好きなことに出会い、新しいことが沢山。
 
 
 自分が好きなことを一生懸命に続けることが大事で、人と比較してしまいがちだが、自分を信じて一生懸命に好きなことを頑張る。のびのびとできるよう時間を作り、人生の大切な宝物を見つけ、好きなことを仕事にしてほしい」と経験を交えて語り、NHK紅白歌合戦に出場が決まったことも報告。
 
 
 ギター1本で作った原曲「新宝島」を歌い、アンコールに応え、赤井川村で製作した曲「ふくろう」を、ステージから降りて子どもたちと歌い、一気に距離を縮めた。
 
 
 質問コーナーも設けられ、児童からは小学生の頃の様子は?などの質問を受け、「中村君と野球したり、本を沢山読んでいた。言葉を書く仕事なので本を読んでいて良かった。なりたいと思い続けるとなれる。人がしないことをいっぱいする」と答えていた。