令和7年度小樽市功労者に駒木定正氏と向井流水法会

 小樽市(迫俊哉市長)では、2025(令和7)年度の小樽市功労者に、市表彰選考委員会の慎重な審査の結果、全会一致で自治振興部門に駒木定正氏を、教育文化部門に向井流水法会(大原一会長)を選出し、11月28日(金)15:00から表彰式を行った。

 1970(昭和45)年から毎年、市の発展に寄与した人々の功績を広く市民に知らせ、地域社会の活性化を図り、顕著な功績を残した個人・団体を、小樽市功労者として表彰。2025(令和7)年度を合わせると156名の個人や団体が表彰されている。

 

 自治振興功労の分野で表彰された駒木氏は、長年にわたり小樽の歴史と自然を生かしたまちづくり景観審議会の委員として活動し、市の歴史文化をいかしたまちづくりに貢献。

 

 一方、同会は教育文化功労の分野で表彰。市の指定無形文化財である向井流水法の保持団体として、伝統文化の継承活動に取り組んでいる。

 

 迫市長は、「駒木氏には、北海道の心臓と呼ばれたまちおたるの日本遺産認定に、特に候補地域にあった3年間、様々な講演をいただき、市民意識の向上や機運の醸成に尽力。本年2月に日本遺産単独での日本遺産認定という私たちの悲願の達成に貢献された。

 

 7月には道内初の国の認定を受けた歴史的風致維持向上計画の策定においても、協議会の会長として2年にわたり力添えをいただいた。

 

 同会は、前身である小樽岩本会から向井流水法岩本会を経て、1975(昭和50)年に現在の会を発足し50年。長きにわたり教育委員会主催の水泳講習会で小学生の強化学習に協力し、子どもたちに向井流水法の技術を伝え、1991(平成3)年に小樽市無形文化財に指定された。これらの活動を通じ、400年以上も続く日本の伝統泳法の継承と普及に多大な貢献をした。

 

 小樽は、多くの先人の熱意や創意工夫で困難を乗り越え、現在まで発展。私たちは歴史を継承し、新たな価値を取り入れながら、未来へ向けたまちづくりを力強く進める。今後も皆さんと手を携え、歴史と文化を大切にしながらまちづくりに全力をつくしていきたい」と挨拶した。

 

 駒木氏は、「小樽において建築の歴史と活用を研究する機会に恵まれ、その成果をまちの発展に少しばかり貢献できたとすれば喜びである。活動できた要因として、1つは小樽でまちを愛する方々に出会い話し合い活動した。

 2つめは小樽の建築の歴史とまちなみの調査研究を通じて、これらが地域のみならず、我が国の近代化において重要な価値を持つ。3つめは小樽市がまちの歴史的価値を生かすために、活動の場を与えてくれた。私の研究と小樽市の関わりが、小樽市発展の施策の一助となっているとすればまことにありがたい」と受賞の喜びを述べた。

 

 大原会長は、「1944(昭和19)年に岩本会で生徒500人を、7年間安全な水泳を植えようと、指導者にも厳しく指導した。小樽の人口20万人の頃、講習会に受講生1,600人・2回に分けて実施。東小樽・塩谷・蘭島への海岸を移動。大勢の受講生がいた。

 

 2008(平成20)年には100人を切り最後となった。岩本先生の教えを守り、誠実・堅実・発展の3つの精神を受け継ぎ、今も変わらず指導している。地元小樽のために頑張ろうと、岩本先生の心”まことを尽くせ”、誠実でなけらばならない。初めて団体として受賞した」と喜びを語った。

 

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