障がい者週間(12/3~9)の啓発事業として、12月4日(木)と15日(金)10:00~16:00に、長崎屋小樽支店(稲穂2)1階公共プラザと2階催事場で、小樽ほほえみフェスタ2025が開催された。

同週間に合わせ1991(平成3)年度から、小樽市・障がい者団体・施設・ボランティア団体等を構成するほほえみフェスタ実行委員会を発足し、障がい者の作品展示・販売・パネル展などの啓発活動を実施。2005(平成17)年度からは小樽市障がい者週間・ほほえみフェスタ実行委員会(加藤慎治会長)と名称を変更している。
4日(木)は、市内の福祉団体や作業所・小樽市・小樽ろうあ協会・保健所・こども発達支援センターなど17事業所が参加し、利用者が制作した手芸品や手作りのリースや木工品などを展示販売した。
初参加の小樽不登校ひきこもり家族交流会では、社会福祉法人塩谷福祉会域活動支援センター・やすらぎの浦部祐夫施設長とスタッフが常駐。少しでも困っている人のための相談会を開催し、交流活動を行っている場所などを周知するパンフレットを配布した。
販売ブースには、現在10名が登録する就労継続支援B型事業所「あいびー小樽」(新光1)が、「できるを活かして、働きたいをサポート」をテーマに、コースターなどの木工品やレジンのキーホルダー・編み物・ビーズを貼り付けるダイヤモンドアートを展示。
小樽四ツ葉学園では、丹精込めて育てた生しいたけと乾燥しいたけ、ビーズアクセサリーや冬に合わせた手編みの帽子や足カバーを格安で販売。買物に訪れた市民は、氷点下の寒さに合わせて毛糸の帽子を購入していた。
塩谷福祉会の竜玄さんこと中川賢さんが制作した、小樽の風景を描いた2026(令和8)年のカレンダーもあった。書道の腕前も見事で、人力車・天狗山の桜・旧日本郵船・手宮鉄道・小樽運河・中央市場の2ヶ月毎6枚に描いている。外国人観光客がポストカードと一緒に小樽の土産にカレンダーを購入してくれたそうだ。
ひだまりCafe(長橋2)はパティシエが店頭に立ち、パンやシフォンケーキなどを販売。おススメは期間限定のかぼちゃが入ったパンとシフォンケーキだという。
北海道宏栄社は初日4日だけの出店で、ミシンをかけて丈夫にした大掃除に最適な、人気商品のウエスを販売。
1階公共プラザでは、肢体・聴覚障がい者合同書道教室展を開催。筆ペンで細かい文字を書いて額装したり半紙に堂々と文字を書いた書道作品とともに写真展も同時開催された。
児童発達支援・放課後等デイサービスふろーむ・ながはしは、ゆきだるまやクリスマスツリー、トナカイなどが描かれた作品、小樽市さくら学園さくらんぼ・ももクラスが秋に制作した紅葉の作品にひと工夫してクリスマスツリーした冬の作品を展示。
5日(金)も10:00~16:00、20事業所と団体が出店し実施する。
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