12月16日(火)、社会福祉法人小樽市社会福祉協議会(築港11・近藤眞章会長)は、ウイングベイ小樽1番街4階に小樽おもちゃライブラリーをオープンし、発達支援事業所「きっずてらす」の子どもたち10名を招待し、オープニングセレモニーを行い開設を祝った。
1991(平成3)年6月から2022(令和4)年まで、旧小樽市総合福祉センター(富岡1)を拠点にボランティア団体が不定期で開催していたが、会員の高齢化により閉鎖。同協議会では、そのおもちゃ約300点(手作り布のおもちゃ60点)と絵本約400冊を譲り受け大切に保管していた。
2024(令和6)年、創立ボランティアの土屋淑子さんらに再開を打診され、子どもたちが自由におもちゃを選び、居場所や地域の交流・育みを促進する場を提供する活動に協力するボランティア20名も集まり、おもちゃ等の保管と活用方法を検討し、移転先の小樽市総合福祉センターに近接する別室(約64㎡)に開設する準備を進めてきた。
きっずてらすの先生8名と一緒に3~6歳の子ども10名が、開設を祝うセレモニーでくす玉割りを行い、子どもたちは、施設内のおもちゃで夢中になって遊んでいた。
その様子を見ていた近藤会長は、「寄贈してもらったおもちゃは、価値のあるものばかりが残っていて、それを利用するためにも社会福祉協議会が協力し、子どもたちにいろいろな経験をしてもらいたいと立ち上げた。子どもたちの楽しむ姿を見てるだけで、こちらも楽しくなる」と開設を喜んでいた。
ボランティアの男性がサンタクロースに扮し、ギターの弾き語りでクリスマスソングを披露し、子どもたちはプレゼントも受け取り楽しいひと時を過ごしていた。

おもちゃライブラリー利用対象者は、小学生までの子どもと保護者・発達のゆっくりな子ども・心や身体にハンディキャップのある人・障がい者施設や高齢者施設の利用者。
当面の間は月1回の開設で、発達のゆっくりな子どもや心や身体にハンディキャップのある子どもの利用とする。その後、事前予約による障がい者施設利用者の貸切、障がい者施設や高齢者施設などへおもちゃの貸出、ボランティアによる布製のおもちゃの作製(月2回)を実施し、おもちゃの維持管理を随時行う。
1月以降の開館日は同会HPに掲載する予定。問合せは小樽市社会福祉協議会(0134‐23‐3653)へ。



