第13回スポーツ雪かき選手権in小樽参加者募集中!

 国際スポーツ雪かき選手権実行委員会(松代弘之実行委員長)が主催する、2026(令和8)年2月22日(日)の第13回国際スポーツ雪かき選手権in小樽2026の参加者募集が開始された。

 

 札幌学院大学公認サークルまちおこし研究会(西岡光希代表)が運営する同選手権は、高齢化によって深刻化する除雪問題を逆転の発想で、2014(平成26)年に小樽商工会議所青年部と新たな冬のアクティビティとして定着させようとスタート。その後、町内会や中高校との連携を深め、冬の地域密着交流イベントとして各地に定着させようと活動している。

 

 2026(令和8)年も、石山・豊川町会(4)、入船六三町会(5)、松ヶ枝町会(7)、潮見台町会(3)、東小樽町会(6)の5会場で開催する。( )は競技コース数。参加対象は、中学生以上(1チーム3~5名)で先着25チームまで。参加費は中高生無料・一般500円。

 

 競技は中学の部・高校の部・一般の部に分かれ、雪かき10分・整地20分で審査。公平な採点ができるように、2021(令和3)年から北海道科学大学木村尚仁教授率いる「センサーグローブテクニカルチーム」を結成し、スポ雪の競技で使用する雪を救ったスコップにかかる荷量を測定するセンサーグローブを開発し、2024(令和5)年第11回目から導入を開始した。活動量計での計測時の順位点+センサーグローブの測定値の順位点+出来栄えの順位点を合わせて採点する。

 

 開会式はそれぞれ5会場ごとに実施され、閉会式終了後に、カレーライスなどの提供があり参加者との親睦を深める。松ヶ枝会場では変わりとなる商品券を配布予定。森永製菓(株)からは参加者全員にinゼリーエネルギーのプレゼントがある。

 

 12月23日(火)の記者レクで、同大工学部電気電子工学科4年の中島悠斗さんが、最新版センサーグローブについて、「手に加わる圧力を測定し、SDカードに保存する。1チーム1人に装着する。使い心地を高め、手袋の素材を変更し着脱しやすく防水対策を重要視した」と説明した。

 

 スコップを持つ手の前方に来る手に装着し、青色5回の点滅で起動し、スイッチで消す。圧電センサーとマイコンから構成され、今後はBluetoothに対応して測定値をスマホで受診する予定。

 

 西岡代表(副実行委員長)は、「1年生から参加して4年目。今までの経験を後輩に伝え、課題を少しずつ解決し、地域コミュニティの活性化と雪かきの担い手を増やしていきたい」と話した。

 

 松代実行委員長は、「大学生なので4年の期限があり、後輩の育成に力を入れ、モチベーションを高く維持してもらいたい。13回継続し、大学生・社会人・町内会・中高生が会館に集まり、認知度も増えて学校の協力も得られ、地域の課題を考える場を作り、何かおじいちゃん・おばあちゃんにしたいと思う気持ちに繋がる。

 

 スポ雪は、雪かきの担い手を育成する目的があるため、スポ雪に参加後、地域で雪かきをしたのかなど、その後を調査する予定」と話した。

 

 優勝チームには5,000円相当のギフトカードまた商品券、準優勝チームには3,000円相当、第3位には2,000円相当。町会表彰として、中学生と高校生チームを対象に、町会役員の審査により、活動量計の数値が最も高かったチームをスポーツ雪かき賞として2,000円相当、雪かき後の出来栄えに対する町会役員の審査で町会長賞として2,000円相当を贈呈する。参加申込はこちら(外部)

 

 ◎国際スポーツ雪かき選手権(外部)

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