市内10店舗で年末食品試買調査 小樽消費者協会

 12月26日(金)9:30から小樽市役所(花園2)別館5階生活安全課執務室で、年末年始の便乗値上げなど市場調査を目的に、小樽消費者協会調査部が中心となった年末食品試買調査が実施された。

 

 市内のスーパーや市場10店舗に同部調査員10名が出向き、年越しや正月料理に使う食材の長ねぎ・ほうれん草・だいこん・三つ葉・たけのこ水煮・さといも・ごぼう・にんじん・みかんの9品目を買い取りし、同課職員と100g単価の調査や産地・価格の動向を調査。

 

 売り場では、鶏もも肉・豚肩ロース肉・たまごを見取り調査して報告し、単価表示や産地・価格動向を調査した。

 

 長年調査に協力している女性は、「全体的に高いイメージがあり、だいこんは小ぶり、三つ葉は束は小さいが、新鮮で美味しそうなものが入荷していた」と話していた。

 11月26日(水)にも調査を実施し、対前月比と対前年比を調査結果にまとめ発表した。

 

 前月と比べて一番値上がりしたものは三つ葉で100g664.2円が1015.3円に。前月比52.9%と値上がりが著しく、次いで長ねぎは前月100g72.3円が104.4円。対前月比44.5%となった。ほうれん草・ごぼう・にんじんなどは、前月よりもわずかだが値下がりが見られた。

 

 同調査部では、「全体的に前年より1.2倍ほどの値上がりを感じる。特に鳥インフルエンザの影響もあり、卵と鶏肉に関しては高止まりの傾向にある。今年から国産の竹の子も調査対象になり、国産での前年比は出ていない。昨年の物価急騰が衝撃的だったため緩やかに感じるが、確実に物価は上昇している」とコメントした。

 

 ◎小樽消費者協会(外部)

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