小樽を拠点に各地で活躍する箏奏者の平川萩寿恒氏と、ピアニストの三浦明子氏、日本舞踊家の藤間扇久華氏による、箏、ピアノ、日本舞踊をコラボレーションした「Circulation(サーキュレーション)」が、2月1日(日)14:00から小樽市民センター(色内2)マリンホールで初公演され、客席が埋まる盛況ぶりとなり、共演を心待ちにしていた観客で溢れた。
和と洋、音と動きが循環するように共演できたらと企画し、本日まで入念な稽古を重ねいよいよ本番を迎えた。
循環を意味する「Circulation(サーキュレーション)」のプログラムは3部構成で、オープニングを飾ったのは、ご祝儀舞踊としての代表格の演目 長唄七福神を藤間扇久華氏が踊った。
このほか、馴染み深い筝曲の代表作「春の海」をピアノと箏が共演、尺八のメロディをピアノに編曲して箏と織りなす新たな循環を体感した。
箏とピアノ、ピアノと日本舞踊、日本舞踊と箏が名曲にのせてコラボレーションし、その合間には、ピアノ、箏、日本舞踊のソロを盛り込み、ひとりひとりの実力ある演奏演舞も披露した。

第2部では、ドビュッシーの名曲「月の光」を、藤間扇久華氏が、2021年12月に見た夢をイメージして振り付け、三浦氏のピアノが情景を想像させた。
200年以上も歌い継がれる名曲「Amazing Grace」を平川氏の編曲で十七弦で演奏するなど、共演を心待ちに温めてきた名曲を演奏し、観客の拍手に包まれた。
第3部は、「小樽港叙景」 藤間氏が北海道新聞の朝の食卓に掲載されたコラムを舞台化し、2025(令和7)年6月の和を遊ぶで上演した作品で、平川氏が再度編曲して箏とピアノと日本舞踊の共演が実現し、観客は舞台に吸い込まれるように見入っていた。

昨年8月から市内でALTを務めるオーストラリア出身のライリー・ミラーさんは、「初めて舞台を見て綺麗だった。特に、ピアノと箏でアレンジした”Over the Rainbow”が良かった。楽器がとても美しいハーモニーを奏でていた。」と、満足していた。
【出演者プロフィール】
●平川萩寿恒(ひらかわ はぎすみつね)
箏曲山田流萩岡派教授。箏曲山田流箏華会主幹
菊地ピアノ教室主宰。小樽三曲協会幹事長
●三浦明子(みうら あきこ)
三浦ピアノ教室主宰。小樽ジュニアピアノコンサート代表
ヤマハミュージックジャパン小樽店ピアノ講師



