小樽市、岩内・寿都地方消防組合及び北後志消防組合管内の緊急通報は、小樽市消防庁舎内に設置する後志共同消防指令センターが受ける事となり、正式運用する令和8年4月1日に先立ち、同指令センターの開所式を、3月23日(月)15:00より式典を市役所(花園2)3階第2委員会室で、引き続き内覧会を小樽市消防庁舎3階後志共同消防指令センターで行われた。
同センターは、令和8年2月24日より消防指令業務の試験運用を開始した。
構成する市町村は、小樽市、岩内・寿都地方消防組合(岩内町・寿都町・島牧村・黒松内町・共和町・神恵内村・泊村)、北後志消防組合(余市町・古平町・積丹町・仁木町・赤井川村)の合計13市町村。
消防指令システムの高度化、人員の適正配置、施設整備費の削減、大規模災害時の情報の一元化など効率的な消防行政を実施するため消防指令業務を共同で運用し、管轄する市町村において統一したサービスを提供する。
地域の消防力はそのまま維持され、今までと変わりなく各地域に精通した地元の消防隊、救急隊が地域を守り出動する。
メリットとして、専任通信員の受信体制で、情報の一元管理による災害対応力が強化される。
同センターの機能の特徴は、音声認識機能は、119番通報の電話音声を自動的に文字化して指令台に表示し、聴取した内容を視覚でも確認できる。
位置情報通知システムは、119番に通報した場所が地図上で表示され、迅速な出動指令が可能。
119番映像通報システムは、通報者のスマートフォンから災害現場の映像を指令センターに送信でき、指令センターで災害状況や発生場所を映像で把握。
聴覚や言語に障がいのある人からの通報も、事前に登録しているインターネットアプリや電子メール、ファクスから通報可能。外国語通報など多言語にも、電話通訳センターを介して第3者同時通訳により24時間主要な言語に対応している。

開所式には、迫俊哉市長をはじめ、両組合の消防長、北海道後志総合振興局・瀧川雅晴氏、構成町村の村長や町長、小樽市議会議長、議員らが出席した。
迫市長は、「最新の通信機器とネットワークを備え、119番通報受付から災害現場の特定、出動指令に至るまで災害情報を一元的に管理し、消防指令業務をより確実で迅速に行う事が可能となる。指令センターを最大限に活用する事で、共同運用に参加された市町村のみなさんが、より安全で安心して暮らせる町となるよう引き続き取り組みたい」と、挨拶した。

テープカットで開所を祝った後、指令センターで内覧会が開かれ、岩内町より119番訓練通報が実施に届き、モニターで表示された地図情報を確認した。場所を間違えないように通報者に肉声で住所も確認。
担当部署に出動指令を出し、車両のナビシステムより出動が確認でき、車の位置情報も把握し、現場への到着をサポートする。
映像通報についても公開し、心臓マッサージの映像を通報者のスマートフォンで受け取り、救急隊到着前に心肺蘇生法を動画で見ながら口頭指導が可能となる。

指令センターには、5人で指令台が5つあり、10台で受ける事ができ、このほか補助電話機4台あり、大規模災害時など最大で14回線受ける事ができる。
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