小樽商科大学追悼式 飲酒事故から14年 遺族らが参列

 国立大学法人北海道国立大学機構小樽商科大学(緑3・江頭進学長)では、5月7日(木)12:15より同校体育館前の誓いの碑前で追悼式を挙行し、親族・学生・学校関係者ら約70名が出席した。
 
 事故は、今から14年前の2012(平成24)年5月7日に、大学構内のグランドで、アメリカンフットボール部員がバーベキューパーティーを行った際に飲酒事故が発生し、未成年者7名を含む9名の学生が救急搬送され、そのうち1年生の男子学生1名が、5月24日に尊い命を失う痛ましい事故が発生した。
 同部員50人を無期停学などの懲戒処分とし、同年7月に同部を廃部とした。
 この事故以降、大学では飲酒に関する指導を行い、新入生やサークル活動を通じて、安全な学生生活の実現に努めている。
 江頭学長は、「2度と同じ悲劇を繰り返してはならないと大学としての強い決意を示し、特に未成年者のいる場においては、飲酒を慎む事を学生ひとりひとりが持たなけらばならない。追悼式を通じて、私達は改めて命の重さを胸に刻み、この事故を決して過去の出来事として終わらせない事を誓いたい。亡くなられた学生の追悼の思いを新たに、安心して学び成長できる大学を築くためにこれからの日々を過ごしたい」と、式辞を述べた。
 学生を代表して自治会副会長・佐野愛佳さん(3年)は、「飲酒事故から14年が経った。あの事故で私達は、青春を謳歌するはずだった先輩を失った。それ以来、学生の間でも事故の再発防止に努めてきた。悲しい事故が起きてしまったこと、事故を繰り返してはいけない事を先輩から後輩へ今も語り継がれている。その事を私達は忘れずに、これからも戒めていく。そして、今日、碑の前で、改めて飲酒事故再発防止に努めていくことを固く誓う」と誓いの言葉を述べた。
  遺族、江頭学長、学生代表が献花し、全員で黙祷を捧げた。
 
 遺族は、「今生きていると33歳。社会に出ていると中堅で頑張っている年代。いろいろな事をやりたいと思って大学に入って、アメフトを見つけて頑張っていたのに、なぜ、こうなったのか、親として何をしたら守ってあげれたのだろうといつも思う。5月7日を学生のみなさんが少しでも心にとめて、2度とあんな忌まわしい事故が起きないように、ひとりひとり意識を持って欲しい」と、涙した。