80年の歴史を持つアメリカの楽器メーカーのフェンダーミュージック株式会社(ジョルジオ・グエッリーニ代表取締役社長)は、2025年度に立ち上げた「Fender Youth Music Program」の一環で、軽音楽部の活動が盛んな小樽水産高等学校へギター等(約180万円相当)の寄贈を決定し、その贈呈式が、5月26日(火)15:15から同校多目的室で開催された。

このプロジェクトは、日本の軽音楽部及び音楽教育支援を目的としたチャリティプロジェクトで、150校近くの応募の中から厳選して、第1校目は、和歌山県立和歌山高等学校が選出され、第2校目として小樽水産高等学校に決定した。
同校軽音楽部の三宅顧問が応募したところ、同校軽音楽部では、部員の多くが初心者で、自宅での練習環境も十分整っていない状況もあり、また、自分の楽器を持たず、楽器の購入などが難しいケースもある。顧問教諭は、「初心者であるからこそ、一定水準の楽器や機材に触れる事で、良い耳を育てる事が重要と強い信念を持ち、生徒達がより高いレベルで音楽に取り組める環境づくりをめざしている。放課後に練習を重ね、地域のイベントや高文連に積極的に参加している」など、高く評価された。
贈呈式の会場では、フェンターのギター8台とベース2台、ギターアンプとベースアンプ、練習用アンプと、アクセサリーなど180万円相当の寄贈品が展示され、同校軽音楽部員をはじめ、大勢の学生が集まった。

ジョルジオ社長は、「私たちは、初めて楽器を手にする初心者から、みなさんのような学生、世界で活躍するアーティストまですべての人を支えたいと考える。今回の寄贈で、みなさんの音楽活動がより豊かなもとなり、さらに、音楽の奏でる体験となればうれしく思う。学校の軽音楽部は、音楽の技術だけではなく、人としても成長できる素晴らしい場所。音楽を通じて培う創造力、協調性、そして、挑戦する力、決断力、どんな未来に進んでも必ず役立つはず。この楽器がみなさんの夢を支えるきっかけとなればと願う」と、期待を寄せ、同校軽音楽部部長・長谷川隼大さん(3年)にギターを手渡し、「もらえると思わなかった。とても嬉しい」と、感謝した。
同校・長谷川智人教頭は、「貴重な楽器を寄贈され、軽音楽部にとって、言葉にできないほどの喜びだと思う。今日の時間は、子ども達の感性を刺激し、表現力を高める上で、これ以上ない学びの場となる事を願っている。寄贈していただいた新しい楽器を通じて、自己表現の大切さや仲間と音を合わせる喜びを感じるとともに、軽音楽の活動を通じて一層充実した高校生活を送る事に期待する」と、述べた。

(←フェンダー提供)
生徒が心待ちにしていた2026年1月にデビューしたふみのさんが特別ゲストで登場し、トークイベントでは質問などにも回答。デビュー曲「favorite song」の弾き語りバージョンを披露したり、同校・髙橋虹乃歌さん(3年)とのセッションも行われ、会場は熱気に包まれた。
5月22日(金)に小樽で開催の高文連全道大会のオリジナル部門に出場したAcutum Nihil(アクチュームニヒル)が、寄贈の楽器を使って演奏を披露した。
ドラム担当の長谷川部長は、「フェンダーの楽器をもらえる機会は2度とないので嬉しい。大切に使いたい。部活動も頑張りたい」と話し、ベースギターを使用した川口遥輝さん(2年)は、「演奏ができてとても楽しかった。ギターはとても弾きやすかった。フェンダーは一流ブランドで楽器の中でもトップ、ずっとあこがれていた」と、感激していた。
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