小樽市消防署機動2課の消防士チーム全国大会出場へ ほふく救出で知事賞

 小樽市消防署機動2課機動・救助2係の4名が、7月18日(土)札幌市消防学校で開催の第54回全道消防救助技術訓練指導会にて、ほふく救出の部門(6チーム出場)で、40秒9の減点なしの300満点の好成績を収め、1位となり知事賞を受賞し、8月22日(土)新潟県新潟市で開催の第54回全国消防救助技術大会の出場権を得た。
 
 その報告会が、7月29日(水)10:00より市役所(花園2)2階市長応接室で開かれ、訓練を指導した佐藤孝成消防士長(28)と、西岡塁消防士(26)、山館智哉消防士(23・キャプテン)、小野隼大消防士(21)の4名と、入井直樹消防長、野上友三消防署長、機動2課・鈴木和也課長が出席した。
 
 小樽市消防署では、ほふく救出は、平成30年からはじめ今年で9年目の出場で念願だった知事賞を受賞し、初めての全国大会へ出場を決めた。全国大会出場は、平成28年にロープ応用登はんで出場していて、10年ぶりとなる。知事賞の受賞は11年ぶりとなる。
 
 
 
 この大会の目的は、救助技術の高度化に必要な基本的要素を錬磨する事を通じて、消防救助活動に不可欠な体力、精神力、技術力を養うとともに、消防に寄せられる期待に力強く応える事を目的としている。
 
 ほふく救出とは、ビルや地下街など煙の中で逃げ遅れた人を安全、迅速に救出する訓練で、狭い空間における侵入・検索・救出技術を競い、救助隊員として必要な基本技術、安全管理能力、チームワークの向上を図る種目。
 競技は3名で行い、西岡消防士が空気呼吸器を着装して狭い空間を検索し、山館消防士は逃げ遅れた要救助者となり、小野消防士は、補助者で足のロープを結索する担当で、要救助者を西岡消防士が発見後、安全な場所へ救出する確実性と所要時間が評価される。
 
 
 迫俊哉市長に、動画を見てもらい、どんな競技なのかを解説した。
 
 迫市長は、「消防では、技術を伝承する事が大事で、チームワークが育まれ高い評価を受け、輝かしい記録を残した。伝統をしっかりと引継ぎ、市民の生活を守る高い使命感で誇りに思い感謝する。今後の活躍に期待し、しっかりと後継者を育ててほしい」と、述べた。
 
 佐藤消防士長は、「ほふく救出を開始した平成30年の1年目の選手だった。その技術を選手達に伝承できたのかと感じている。強敵の札幌チームにも勝つ事ができたのは、例えばロープを結ぶにしてもなぜこの結び方なのかロープの特性を知ったり、ひとつの事柄に対して深く理解した上で、訓練する事を指導するよう行った事が実を結んだのかと思う」と、話した。
 
 キャプテンの山館消防士は、「全道大会優勝しその先には全国大会優勝を目標に励み、まず、全道大会で知事賞を受賞し安心し、ここまでやってきた事が報われたと感じた。このチームは、チームワークが良く、負けない気持ちがあり結束力が本番に生きたのかと思う」と、話した。
 
 全国大会へ向けて、西岡消防士は、「残こり1か月、今ある力と技に磨きをかけて、新潟市では実力以上の力を発揮して優勝したい」と、話し、小野消防士は、「全国の貴重な機会をいただいたので、ミスをしない事と速さの両面を忘れないように全国優勝を目指して、チームワークを1か月でより強くしたい」と、意気込みを語った。
 
 全国大会のほふく救出競技へは、北海道より4チームが出場。小樽チームは北海道1位として出場する。