水煙草喫茶・冬虫夏草(富岡1・佐藤リム店主)が主催して、お盆の小樽で「脳動芸術祭vol.3 」が8月14日(金)に市立小樽美術館(色内1)1階市民・多目的ギャラリーで開幕し、15日(土)・16日(日)の3日間、現代美術、身体表現、実験音楽の鑑賞を呼び掛けた。

小樽在住の近代美術家の阿部典英さん、上嶋秀俊さんをはじめ、11名の個性あふれる平面、立体、映像、インスタレーションなどの美術作品25点と、3日間日替わりで7組のアーティストがパフォーマンスを繰り広げた。
脳動芸術祭はお盆の帰省時期に開催を続けてきたが、今回で最終回となる。
美術作品は、どれも個性あふれていて、上嶋秀俊さんのインスタレーション作品2点のうち床に展示した「足元を見つめて」については、「光と闇を表現した。恵庭野外美術展で地面から生えるように展示したのが最初で、今回2回目の展示。タイトルにもあるように足元の言葉にはいろいろな含みがあり、自分はどこに立っているか、大げさではあるが国籍、社会的立場などがあり、足元を見て欲しい思いから製作した。いろいろな情報が出回っていて何が本当なにかわからない事もあり、情報に振り回されないで、足元を見てみようと、暗いニュースが多いがその中に明るい事も絶対にある。日々の生活に希望は絶対にある。しっかりと見つめ直そうと気持ちを込めて製作した」と、上嶋さんは語る。

阿部典英さんは、2020年製作の色彩豊かな春NO1,水芭蕉と春NO2,水芭蕉、立体作品のネエダンナサンあるいは「生」<150の2点を発表した。
稲垣由美子さんの作品「UNDER GROUND」は、子どもの頃、蜘蛛の巣の美しさに魅せられたそうで、麻糸とナイロンフィラメントで製作した暖簾のような作品を発表し、観る角度でいろいろと想像が膨らみ、来場した子ども達は、作品を潜り行ったり来たりすると布が左右に揺れ楽しんでいた。
パフォーマンスでは、初日は3組が出演。14:30~15:00は、9年ぶりの女性団長112代目久保海音さん(4年)率いる小樽商科大学応援団10名による演舞と田仲ハル氏が即興でコラボレーションし、40名の観客が鑑賞し、両者の迫力ある演舞に大きな拍手が送られた。

演舞を終えた久保さんは、「今までにない試みでとても緊張したが、応援団×暗黒舞踏の未知の領域を開拓でき嬉しく思う。これまでは応援団だけで活動する事が多く、他のジャンルと組み合わせ難い分野だったが、ハルさんの即興だったので最初は不安だったが、出来上がってみるとすごく良い舞台になったと思う。応援団が応援だけではなく、芸術の形として舞台で残せたと思う」と、満足していた。
田仲さんは、「ぶっつけ本番だったのであまり決めてなかったが、応援団の雰囲気が分かるので、思い描いていた通りできたと思う。応援団と舞踏はかけ離れているが、演舞という意味では近いものがあるのでもっと近づけたかった」と、話した。
【15日(土)と16日(日)のパフォーマンスタイムテーブル】
●15日(土)
○15:00〜15:30 田仲ハル(舞踏)×shohei takata(モジュラーシンセサイザー)
○16:00〜16:30
天方向日葵(舞踏)×shohei takata(モジュラーシンセサイザー) × フラワーショップ田中(舞台美術)
⚫︎8/16(日)
○15:00〜15:30
明夜(舞踏)× Motomu Miura(サウンドインスタレーション)
○16:00〜16:15
MAD-500(ノイズ)×佐藤翼(スモークインスタレーション)× Motomu Miura(レーザー)
○16:00〜16:30
天方向日葵(舞踏)×shohei takata(モジュラーシンセサイザー) × フラワーショップ田中(舞台美術)
⚫︎8/16(日)
○15:00〜15:30
明夜(舞踏)× Motomu Miura(サウンドインスタレーション)
○16:00〜16:15
MAD-500(ノイズ)×佐藤翼(スモークインスタレーション)× Motomu Miura(レーザー)
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