新日本海フェリー株式会社(本社:大阪市北区 入谷泰生代表取締役社長)は、三菱重工業下関造船所江浦工場(山口県下関市)で建造した小樽・舞鶴間を就航する「はまなす」を8月27日(木)に引き渡され、8月30日(日)大阪で一般公開した。

8月31日(月)で終了した「あかしあ」の代替船として、9月1日(火)より小樽発舞鶴行きで就航を開始する。
全長:199.0m 総トン数:約14,300トン、航海速力:28.3ノット 積載台数:トラック約150台、乗用車約30台、旅客定員:286名
就航開始に先立ち、小樽港貿易振興協議会(迫俊哉会長)が主催して、同日14:30より、同船ブリッジで就航セレモニーを行った。

迫会長(小樽市長)は、「日本海側の最長のフェリー航路で、国内物流の効率化と安定化に寄与し、南海トラフ地震や日本千島海溝地震と言った太平洋側における大規模災害が懸念される中、重要な代替輸送ルートとして、その役割は益々重要性を増していると実感。本日就航されるはまなすは、こうした歴史と使命を受け継ぎながら、快適性や安全性、さらには環境性能を一層高めたまさに新しい時代のフェリー。本船の就航により本道と関西圏、そして、全国を結ぶネットワークの中核を担う、本航路が一層充実に地域経済の活性化に寄与される事を大いに期待している」と、述べた。
記念品の贈呈を行い、就航を祝って、小樽コンシェルジュ笠井真実さんより、山本健太郎船長に花束を贈呈した。
同社・入谷代表取締役社長は、「1972年に就航して56年、その間、冬の日本海ははじめてとなり苦労したが、みな様の支援をいただき、今日を迎えた。物流は安定的に推移し、さらに、人の輸送は年々活発になり、小樽は観光の面でも活気がでてきたと思う。北海道と本州の小樽の舞鶴間が一層、物流、人流にも貢献できればと思う。安全航海に努めたい」と、述べた。
船名の「はまなす」は、北海道を代表する花に由来し、1972年就航以来、4代にわたり受け継がれてきた。船体の特徴は、既に就航している「けやき」と同様に、船尾付近がアヒルの尻尾のように突き出した船体形状(ダックテール)を有し、船の後部の形状を工夫する事で水の抵抗を減少させた船型(バドックフロー船尾船型)や、垂直船首形状など最新鋭の省エネ船型を採用。省エネ型減揺システムにより、推進抵抗を押さえた結果、従来船と比べて5%の省エネが可能となった。


また、環境負荷軽減対策として、次世代型太陽電池を甲板に実証的に設置した。
船内施設では、北海道・自然をコンセプトに、北前船やシマエナガ、小樽のガラス作家の作品展示、小樽ゆかりの名称となるグリルレストランの「日和山」や、レストランに「群来」と名付け、小樽らしさが随所に伺える。
スクリーンルーム「神威」では、国内フェリーでは珍しいプロジェクションマッピングを駆使した映像体験が楽しめる。Wi-Fiは、パブリックスペースをはじめ、全室Wi-Fi利用可とした。
部屋では、55㎡のスイートルームや25㎡のデラックスルームには、テラスが付いていて景色が楽しめ、ドライバールーム、ツーリストAは対面式と上下式のベット、ツーリストSは、10名と6名の大人数に対応。ステートルームは、ツイン、和洋室、ウイズぺットルームがあり、シャーワ―トイレ付となっている。

ウイズペットルームは5室あり、ペットと一緒に泊まる事ができ、小樽・舞鶴間では初めて導入した。
小樽からの舞鶴航路は「けやきとはまなす」で対応し、はまなすは、本日2330に舞鶴へ向けて初就航し、翌日の21:15に到着する予定。
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