小樽市立長橋中学校(長橋4・田中孝二校長)は、10月20日(火)同校2年生75名が、市内の企業など25カ所で職業体験を実施した。
この取組は、キャリア教育の一環で、総合的学習の時間を活用して、自分がなりたい仕事を考える貴重な体験となった。

将来、公務員になりたいと思う3名(山岸さん・岡部さん・西川さん)は、小樽市役所で職業体験を行い、いくつかの部署を回り実際に仕事現場を見たり、体験した。
同市の総合政策部企画政策室・橋本亮主査が対応し、9:40より、同所4階の第3委員会室で、市役所(公務員)の仕事、人口対策、総合計画の3点について話をして、人口対策と総合計画では、市のまちづくりに関連するテーマとして話をした。
その後、水道局、議場を見学し、休憩をはさみ、午後からは、職員でもあまり立ち寄る事のないレアな電話交換室、消防指令センター、消防車両を見学した。

消防指令センター廊下で、担当職員から資料に沿って詳しく説明があった。令和8年2月より後志共同消防指令センターとしての運用がはじまり、小樽市、岩内町、寿都、島牧村、黒松内町、共和町、神恵内町、泊町、余市町、古平町、積丹町、仁木町、赤井川村からの119番通報を受け付けている。
通報件数では、令和5年~7年の3年間の数字が書かれてあり、年間1万件以上も通報があり、通報件数は減少傾向にはあるが、火災件数は減らない実情も知った。救急車も年間7000件以上出動しているという。山岸さんは、電話で、実際に指令センターに火災の通報体験した。

消防署の車庫に移動し、ここで働く職員より、消防自動車や救急車についても説明を聞いた。車庫には、水600ℓの20倍の消火能力がある泡がでる消防自動車や、5000ℓの水を搭載しているポンプ車、北海道で1台しかない1.8㎞も長いホースを搭載している消防自動車もあった。
防護服や酸素ボンベなど、実際に背負わせてもらい、重さを実感した。消防自動車に搭載している装備についても説明があり、日頃の訓練の大切さも聞き、消防自動車には大型自動車免許が必要で、マニュアル車が多い事も知り、運転席に乗車体験もして有意義な時間を過ごしていた。
出動から戻ったばかりの救急車では、担当職員より、心電図や血圧計、酸素チューブなど、装備の説明を受けた。

参加した山岸さんは、「将来の夢は公務員。市役所に来てみて、思ったよりもいろいろな部署があり、決まった役割が分割されているけど、向いている方向は同じで、どこの部署だとしても市民のために仕事ができるんだと思った」と話し、岡部さんは、「公務員になりたいし、子ども福祉課に来たことがあり、市役所に来てみた。救急車、消防車にも乗れると思っていなかった。将来、医療関係にも進みたいので、興味深かった」と、話し、西川さんは、「正門から入ったところした見た事なくて、いろいろな部署を見れて良かった。将来は公務員になりたい気持ちは変わらない。印象深かったのは、電話交換室」と、満足していた。
小樽市役所では、職業体験の申込があると、生徒のテーマに合わせて、担当部署を変えながら対応しているという。
橋本主査は、「市のまちづくりには多くの人が関わっている。日々の業務や取組によって成り立ている事を少しでも感じてもらえたらよかった。将来、公務員を考えている人ばかりだったので、今後、いろいろと考えが変わり、小樽から就職進学を機に離れる人やずっと小樽で仕事をする人もいると思うが、小樽で暮らす事になってもならなくても、自分が住んでいる町、好きなまち、ふるさと小樽を、もっと良くするために何ができるか、楽しいまちや暮らしやすいまちになるのではないかなどを、ぜひ、考えてみて欲しい。若い人が考えた事を、いろいろな場で発表してみたり、まちのイベントに参加したりするだけで、りっぱなまちづくりに参加していることになる。将来的のまちづくりを考え続けるきっかけになればと思う」と、参加した生徒に伝えて終了した。
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