雪あかりの路交流コンサート! 6団体150名の声響く

 小樽雪あかりの路の開催期間中に、合唱と灯を多くの人に楽しんででもらおうと、「2014 雪あかりの路交流コンサート」が、2月9日(日)14:30から、市民センター(色内2)マリンホールで開かれた。
yukiakariconcert.jpg 会場には大勢の観客が詰めかけ、様々な合唱団の歌声に耳を傾け、午後のひとときを楽しんだ。北海道の合唱団の交流を目的に、2011年に始まり、今年で3回目となる。小樽や札幌、旭川の6団体150名の単独演奏と、男声50名と混声65名の合同演奏も行われた。主催は同実行委員会。
 トップバッターの「小樽市役所グリークラブ」が、小樽在住の新進作曲家・藤嶋美穂氏の「ひとり林に・・・」を含めて演奏し開幕を飾った。
 旭川市の合唱団「クール・ジュネス」が、信長貴富作曲の「生きる理由」を混声版初演するなど、8つのプログラムが用意された。
 後半には、同コンサートの特色となる恒例の伊藤整の処女詩集「雪明かりの路」をテキストとした多田武彦作曲の男声合唱組曲に、札幌在住の上田哲氏を指揮者を迎え、小樽商大グリークラブOBと市役所グリークラブなどの50名が、「春を待つ」「月夜を歩く」「雪夜」など全6曲を歌い、聴衆を魅了した。yukiakariconcert1.jpg
 
 最後は、65名による混声合同合唱で、信長氏の話題作、東日本大震災の応援歌ともなる「くちびるに歌」を演奏し、会場からは大きな拍手が沸き起こり、アンコールに応えた。
 札幌在住の会社員・山口遼太さんは、潮陵高校在学中に音楽部に入部、平成16年に杉本守正先生の還暦コンサートで歌った経験を持つ。今回のコンサートを聴いて「客観的に聴くのは初めてで、懐かしさと新鮮さがあり、感動した。還暦コンサートで歌った時の曲と同じ曲を聞き、当時を思い出した。機会があれば、また歌いたい」と話した。