コロナ禍で縮小も模擬大会開催!勧仁塾道場杯

 

 

 日頃の練習の成果を発揮して試合に挑む、第45回勧仁塾道場杯争奪空手道選手権大会(山村弘一大会長)は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、12月6日(日)開催を中止としていたが、試合をしたい子どもたちの思いを叶えるため、同日10:00から模擬大会を実施した。

 

 同塾の春風館道場(緑町1)で感染対策に留意しながら、幼児から高校生までの男女約20名が参加して、堂々たる態度で試合に挑んでいた。

 

 開会式で山村大会長は、「大会をやりたい人が集まり模擬大会として実施した。一生懸命に元気良く参加してもらいたい」と激励。田口俊介選手と本間葵選手が選手宣誓を行い、士気を高めた。

 

 幼児から高校生までの男女が出場し、幼児は基本と形、小学1年以上は形と組手の12試合をリーグ戦で行った。

 

 山村大会長をはじめ3名の審判員による厳しい審査で、まずはじめに、女児2名と男児1名が出場する幼児の基本と形の競技が行われ、立ち方や礼儀の仕方も採点に含まれ、小さな体でメリハリのある演技をしていた。

 

 初めての大会で優勝し大きなトロフィーに笑顔した四藤愛菜さん(4)は、「1位になりたい思っていた。難しいところは上段払い。今後の夢は、黒帯になりたい」と話した。

 

 1年~6年生男子形の部には5名が出場し、幼児の部優勝者の兄で、小学1年の四藤彰人君が優勝し、「型が得意で、優勝できて嬉しい。流れをスムーズにするのが難しい。欠席したライバルと戦いたい」と話した。

 

 1年~6年生特別研修生の部には4名が出場し、優勝者の田口奏介君(小4)は、「3歳から始めた。蹴りが斜めになってしまい難しい。今後は違う道場の人と戦い、北海道代表になって全国へ行きたい」と目標を語った。

 

 コロナ禍における模擬大会として、限られた選手が集い、日頃の稽古の成果を試す機会となり、一生懸命に試合に挑んでいた。

 

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