特別展関連事業第1弾 8/21石岡美久ファッションショー

 市立小樽美術館(色内1)で、8月21日(土)に開幕する特別展・舞踏と美術―田仲ハルと舞踏に魅せられた美術家たち<小樽晩夏光>に関連し、同展出展のデザイナー石岡美久氏による、同館初のファッションショーが開催初日に開かれる。

 

 同氏は東京都出身で、服飾専門学校在学中の2006(平成18)年に、ブランド「Algorithm」を設立し、レディーガガ・倖田來未・EXILE など国内外の有名人が、衣装や私服として愛用するファンションブランドとして支持されている。

 

 2015(平成27)年から拠点を札幌に移し、Algorithmプロデュースによるセレクトショップ兼アトリエ「ゲノム」を立ち上げ、現在、オーナーとして活動。大谷大学や北海道ドレスメーカー学院の非常勤講師も務めている。

 

 2019(令和元)年サッポロスマイルアワード大賞を受賞し、小樽出身の舞踏家・田仲ハル氏にも衣装を提供。

 

 ファッションショーでは、田仲ハル氏と同氏に師事する明夜さん・フランス生まれのSyv Bruzeauさん・舞道場渦UZUSEN代表のYohinori Kikuzawaさんら舞踏家がモデルを務め、KIM YOOI氏が音楽を担当する。

 

 7月15日(木)、打ち合わせに訪れた石岡氏に、展示やファッションショーについてインタビューを行った。

 

 「13年ぶりに制作日数が1か月以上もかかる服を作り、人が着ると壊れてしまうため展示だけにした。凝りすぎて気合が入りすぎた。

 

 このために服を作っているという根本的な目的を感じてもらいたい。コンセプトが詰まっている。

 

 このショーのために、仕事を休んで取り組んできた。素材は、布だけではなく異素材を使い、洋服を超えた美術寄りの作品を、ぜひ見ていただき、刺激を感じてもらえらば」と思いを語り、来館を呼び掛けた。

 

 ショーでは8点を予定しているが、展示については、現在、制作中のため点数は未定。この日のために制作し完成したばかりの作品を、小樽から初披露する。

 

 舞踏と美術-田仲ハルと舞踏に魅せられた美術家たち<小樽晩夏光>
 8月21日(土)~9月23日(木・祝)9:30~17:00(入場16:30)
 市立小樽美術館(色内1)特別展示室
 観覧料:一般700円、市内70歳以上・高校生350円、中学生以下無料

 関連事業
 BUTOH NIGHT FASHION SHOW
 8月21日(土)開場17:30・開演18:00 要観覧料
 完全予約制 7月1日より受付開始(0134-34-0035)

 アーティストトーク
 9月5日(日)14:00〜15:00 要観覧料
 完全予約制 問合せ:0134-34-0035

 舞踏公演「小樽晩夏光」
 9月23日(木・祝)開場17:30・開演18:00 要観覧料
 完全予約制 8月1日より受付開始(0134-34-0035)

 

 ◎舞踏と美術-田仲ハルと舞踏に魅せられた美術家たち<小樽晩夏光>(外部)

 ◎BUTOH NIGHT FASHION SHOW(PDF)

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