急こう配でスポーツ雪かき選手権 小樽入船六三町会

 国際スポーツ雪かき選手権実行委員会(小樽市・松代弘之実行委員長)は、2月11日(金・祝)の石山町会周辺の開催に続き、19日(土)9:30から急こう配の難所が多い入船六三町会を会場に実施し、大会初の2町会での開催を実現させた。

 

 天候にも恵まれ、リモート参加の2チームは欠場だったが、札幌と小樽から6チーム23名が参加して熱戦を繰り広げた。

 

 前回同様に、札幌学院大学1〜3年の学生16名がスタッフとして大会運営に尽力。このうち7名が2チームを結成し、選手としても参加し大会を盛り上げた。

 

 小樽は坂道が多いと認識されているが、入船六三町会地区は、小樽の住民でも驚くほど多く、生活道路として使われている。

 

 まして今年の大雪によりほぼ埋まった状態の坂や、高齢者には危険で通ることのできない坂も多い。

 

 この地域は、昨年も会場として開催している場所で、今年は、町会一番の坂を札幌から来た2チームが挑戦した。

 

 結成12年目のマラソン愛好家で作る「チームへべれけ」は、女性1名を含む4名で、このイベントをフェイスブックで知り初参加したという。

 

 競技を終えて、みんな達成感に満ちた笑顔に包まれ、「手強かった。坂道はきつかった。坂を上ったり下りたり、ぬかったり大変だった。ぜひ10回目の記念大会にも参加したい」と話していた。

 

 北陵中学校時代から参加している潮陵高校1年生の松田茂雄さん・神田洋汰さん・野戸駿祐さんの「スーパー雪かきマンズ」は、テストが近いにも関わらず、「効率的にやろうと思った。日頃の雪かきが活かされた。大会が続く限り参加したい」と話し、それぞれに作戦を考え、坂道を塞ぐ雪と戦っていた。

 

 優勝は、学生スタッフ3名で結成した「Wasted Youth 」、途中、カロリー計が故障するハプニングにも負けず好成績を収めた。

 

 準優勝「情熱チキン」、3位「チームへべれけ」、4位「赤い羽根」、5位「雪だるま」、高校生の部は、1チーム参加のため「スーパー雪かきマンズ」に優勝賞品が贈られた。

 

 同町会役員の佐久間育子さんは、「昨年に続き、スポーツ雪かきの会場となり、町内会では、若い方の取り組みで地域も助かり刺激になっている。このイベントだけではなく、同じスタッフでスマホ教室も開催され、ネットの使い方やZoomも教わった。いろいろな方が参加し刺激を受けている」と喜んでいた。

 

 ◎国際スポーツ雪かき選手権(外部)

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