2003年10月のベストママ
うなぎ・天ぷら・おでん たこ寅
大野 アイ子ママ
小樽市入船に生れ、現在も同じ所に住む、一ヶ所定住型の生粋の樽っ子。
入船小、東山中から高校へ。後に稲穗にあったおもちゃ店の店員に。店の向かいにあった“たこ寅”に勤めていた主人と26歳で結婚。その頃は、26歳というと、友人たちも全部結婚してしまい、誰でもいいからと焦ったよと笑う。
一男一女の子育てが終わる頃、主人が勤めていた“たこ寅”の先代がやめることになり、のれん分けを受けて、現在の場所に夫婦二人で出来る店をオープン。
当時は主婦からの素人で、主人と常連の人たちは何でも判っているが、自分だけ何も判らず、仕事を覚えるのが大変な上に、お客の顔と名前が一致せず困り果て、いつも怒られてばかりいたという。
30年連れ添った主人を2年前に肝硬変で亡くし、娘さんや息子さんの手伝いを得て、主人が長年守ってきたうなぎとおでんの“たこ寅”の味を守り続ける花園のママの1人。