2003年6月のベストママ
新倉屋

新倉 百恵ママ

 小樽で生まれ育った小樽っ子。手宮小、石山中、桜陽高校を出て、東京の大学へ。明治学院大学に学ぶ。4年間の大学生活は引越し続きで、2年間で5回も引越したという。学校から帰ったら下宿が火事で焼け、卒論の資料なども焼けてしまった経験も。
小樽に戻り、父の鉄工所の手伝いを。転勤のない絶対に引越しをしない人と結婚すると、26歳で新倉屋の三代目に嫁ぐ。「あの頃は26歳を過ぎたらバーゲンセールよ」と笑う。東京はゴチャゴチャして、長く住む処ではない。小樽は海あり山ありで、住むのに良い街と、小樽に愛着を持つ。この愛着から、弦哲也作曲“小樽恋唄”の作詞者として、最近は歌手の美桜かな子さんのPR活動に追われる。
“小樽恋唄”を<小樽の女よ>に次ぐヒット曲にしたい。全国で歌われるようになるのが夢と語る。笑顔がやさしく、性格の良さが話ににじみ出る。小樽で三代続く菓子匠の女将さん。58歳。