2009年5月のベストママ
やきとり参九郎
須田 京子ママ
花園グリーンロード沿いにある“安くてうまい”が売りの「やきとり参九郎」のママ。
札幌ススキノで20年スナックを経営していたが、小樽が大好きなご主人が花園で店を開くことになり、11年前に移住。
最初はご主人の補助ということで店の経営を手伝っていたが、5年前にご主人が新しく居酒屋を市内にオープンしたため、自分がこの店のオーナーとなった。
「海水浴に来て、お寿司を食べて潮まつりに来るのが好きだったが、まさか小樽に住んで、自分で焼き鳥屋をやることになるとは夢にも思わなかった。考えもしなかったことが起きるから、人生って楽しいのよね」
“安くてうまい”の精神をご主人から引き継ぎ、焼き鳥やつまみのメニューは、110円から350円までの低価格に抑えている。「景気が悪くなって5年前よりも売り上げが半減している。でも、お客さんが来ないからといって値段を高くしていたら、もっと来なくなってしまう」
スナックと焼き鳥屋と飲み処を長く続けてはいるが、酒はほとんど飲まないという。趣味は、温泉巡りで、休みの日でなくても温泉に浸かることもしばしば。その甲斐もあって肌はツヤツヤ。
「札幌のお客さんには、店を辞めると言っただけなのに、どこかで聞きつけてのか、小樽のこの店にも遊びに来てくれる。小樽の常連さんにも助けてもらって営業出来ている。死ぬまで、やれるところまでは店を続けたい」と話す。
若い客に“下宿先のお母さん”のような暖かさを感じさせるママ。