佐藤 恵美ママ
「若い頃からお店を持つことが夢だったの」
5月20日に、市役所前にオープンしたばかりのランチ&ドリンク「ポテト」のママ。
バスケットやバレー、スキーなどオールラウンドで
楽しむというスポーツウーマン。小樽手宮っ子。高校生の時には、手宮市場でアルバイトしたり、実家の菓子屋を手伝ったり、とにかく接客が好きだという。
卒業後は、苗場スキー場でスキーをしながらアルバイトしたり、黒部ダムのホテルや三宅島の旅館で働いてアウトドアを楽しむなど、3年間、全国各地を遊び回った。
「ヒッチハイクしたりして色々な場所へ行った。小樽とは別世界で本当に楽しかった。風来坊だったわ。3年間だけだったのに、いつも色々な場所にいるもんだから、親とかに、あんたはいつまでフラフラしてるのって言われたなぁ」
この後、小樽に戻って24歳の時に結婚。主婦をしながら仕事に出た。空いた時間には、ミニバレーチームに入ってプレーしたり、最近ではパークゴルフも始めた。
「もう57歳なので、やりたいことをやると決めたの。実家が菓子屋さんだったせいか、自分も商売が好きみたいで、今頃になってとも言われたけれど、お店を持つのが夢だったの」と、5月に店をオープン。所属するミニバレーチームの名称「ポテト」を店名にした。
知人の仲買人から仕入れた魚や、自分で取った山菜を使って、安くて健康的なお袋の味を提供する。「魚も安く手に入るし、あたしはメスグマだから、山行って山菜を取ってくるの。新鮮な材料を色々工夫してメニューの幅を広げるようにしている」
友人や親戚と和気藹々と営業し、店内は仲間たちが集う部屋のよう。ママの写真にも仲間が一緒に顔を出す。「年齢も年齢だから10~15年出来ればいいっしょ」と笑顔で話す。人当たりの柔らかな手宮育ちのママ。(写真中央がママ)