2009年7月のベストママ
MMCコーヒーショップ小樽店
正木 芽莉子ママ
北海道で一番最初にオープンしたMMCコーヒーショップ小樽店のオーナー(60)。花園3丁目商店会の花園映画劇場跡地横に店を構える。
1980(昭和55)年に雇われ店長として働き始め、1989(平成元)年の移転に伴い、オーナーに。
「三本コーヒー小樽店は、当初、三ッ山病院に隣接した店舗にあり、年中無休で人を使って営業していた。会社の方針転換で、オーナー形式に変わり、会社から、“人を使うと人件費がかかるが、使わなければ赤字にならないし、営業時間も何もかも自分で決めてやっていい”と言われたので、乗っかったの。一か八かの賭けでオーナーになったけど、息子も結婚させることが出来たし、孫も2人いるし、選択は間違ってなかったと思う」とニッコリ。
青森で生まれてすぐに小樽へ。「生まれてすぐに、父親の実家の小樽に引越して来たから、樽っ子なの。昨年還暦を迎えたが、年を重ねるごと、小樽以外のところでは生きていけないと感じるわ。小樽には海と山があるし、なんともいっても人情が良い」
小学校2年から日本舞踊・西川流を学び、20歳で師範に。ヨガも10年以上続けている。「今は、毎日5:30に起きて、友達と3人でぺちゃくちゃしゃべりながら、小樽公園を歩くのが好き」
「終戦後に生まれて、芽莉子(めりこ)という“アメリカ”のような名前が嫌だったの。年をとったら慣れるかなと思っていたけど、全然慣れない。親は、芽が出て利益が出るようにと付けてくれたが、今でも名前を言わないで良いなら言いたくないわ」と軽やかな口調ながら、その場を盛り上げる。
周辺の主婦の溜まり場で、カウンターに腰をかける客と賑やかに会話を弾ませている。