2012年3月のベストママ
アンティーク着物ショップ乙女のきもの

真鍋 美奈ママ

 小樽の街を着物姿で観光してもらおうと、5年前から堺町通りにアンティーク着物ショップ「乙女のきもの」を開いている真鍋美奈ママ(42)。

 小樽生まれ。子どもの頃は、天真爛漫で活発な女の子だったという。桜陽高校を卒業後、東京で、はとバスのバスガイドとなり6年間勤めた。バス会社が主催した、明治神宮での成人式に出席した美奈さんは、50人もの振袖姿を見て、すごく華やかで「着物っていいな!」と思った。

 母親も着物が好きで、成人式の着物を呉服屋で購入してもらったこともきっかけとなり、東京の着付教室へ3ヶ所も通った。資格を取り、呉服屋へ就職。6年の勤務期間に、着物業界のいろいろなことを経験し、呉服の販売が、自分のコンセプトに合わないと思い退職した。

 その後、30歳で結婚し1児をもうける。5年前に小樽へ戻り、仕事を探したが見つからず、自分がしたい好きな着物の店を開こうと、「乙女のきもの」が誕生した。

 業務内容は、アンティーク着物、小物、古布・はぎれなどの販売、レンタル、着付け、イベント出展、外国人向け婚礼企画を行っている。おすすめは、外国人や観光客に着物を着付け、記念写真を撮ったり、小樽の街を散策してもらう。1時間3,800円で人気がある。

 美奈さんは「アンティークな着物なので、洋服と同じように1万円以内で買えるものが多い。もっとみんなに着物を着てもらいたい。観光に向けて京都のように、小樽も着物を着て観光してもらいたい。京都では舞妓が有名だが、小樽では芸者になりきり、小樽の町並みを散策してもらいたい」と話す。

 1時間1,000円で、着付けも教えてくれる。着物に心底惚れ込み、小樽を着物で染めたい着物美人、「乙女のきもの」のママ。

アンティーク着物ショップ乙女のきもの

TEL:090-6517-1304
現在、店舗を構えず、ネットからの完全予約制となっております。

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