2015年3月のベストママ
cafe chobicha (カフェ チョビチャ)

松本 愛子ママ

 33年以上も前、花園の郵便局だった店舗兼住宅に、夫の松本望さん(31)と妻の愛子さん(35)のおしどり夫婦が営む「cafe
chobicha 」(カフェ チョビチャ)が、昨年(2014年)6月23日にオープンした。

 店内は、郵便局で使われていたドアや窓をそのまま使い、元々の色と同じように塗り直し、昭和の雰囲気をそのまま残した。1960年代をコンセプトにしている、愛子さんお気に入りの家具ブランドとおしゃれな照明で、松本さん夫婦が醸し出すほっこりした雰囲気が漂っている。

 店名は、愛子さんのニックネーム“ちょび”と、茶屋を意味する“ちゃ”、あわせて「ちょびちゃ」。以前から店を持つ時は、この名前と決めていた。

 愛子さんの父親は、赤飯などの得意料理をよく作ってくれた。食へのこだわりを持つ父の影響で、お菓子づくりや料理が好きになり、父親を喜ばせようと、お菓子作っては食べてもらっていた。

 カフェは、夫の望さんと2人で切り盛り。店内で販売している焼き菓子は愛子さんが担当。クッキーやガトーショコラ、洋梨のタルトなどがセンス良く並べられ、テイクアウトもできる。可愛らしいラッピングと商品説明の手書きのメモにも、愛子さんのアイディアが詰まっている。

 焼き菓子の中でオススメは「フロランタン」。厚めのクッキー生地にキャラメルアーモンドを合わせた菓子。ほっと一息したい時や、まったりしたい時に気軽に食べてもらえればという。好みの焼き菓子でプレゼント用の箱詰めも対応している。友人への土産にもぴったり。

 来店者のクチコミで、知らぬ間にひとり歩きしたホットケーキは、誰もが驚くほどふっくらと膨らんでいる。普通の材料でじっくり時間をかけて焼くと、ふっくらと分厚いホットケーキが完成するそうだ。

 ハンバーグや生姜焼き・焼き魚は定食で、オムライスやスパゲティ、グラタンなどの食事ができ 11:00から14:00のランチは、食事を注文するとドリンクを半額で提供している。

 子ども連れのママ仲間や女子会、ちょっと年配の方々など、男女問わず幅広い世代が、ゆっくりとくつろげる店を心がけている。コーヒー1杯で、何時間でもOK。店内の書棚の本をゆっくり読んだり、まったりした時間を過ごしてもらいたいそうだ。

 以前ここに住んでいたことがある郵便局長の姪っ子さんが来店し、当時の思い出話を語ってくれたり、70~80代くらいの女性が、女学校時代ここの郵便局に貯金していた思い出話などのエピソードで、愛子さんが知らない時代にタイムスリップ。

 店内では、友人が出演するライブを開催したり、音座なまらいぶにも参加した。愛子さん手作りのポーチや手提げカバン、友人が描いたポストカードやCDなども販売している。

 小樽は、あったかい飲食店や宿があり、小樽を好きになり、道外から移住した人も多い。紹介し合ったり、横の繋がりがあるところが良いところ。

 愛子さんは、「奥の個室はカーペット敷で、6人までOK。子ども連れや女子会などに利用してもらいたい。空きがあればいつでも利用できるが、予約をお勧め。子どもだったお客さんが成長し、デートに来てもらったり、この場所でずっと続けていきたい」とPRした。

cafe chobicha (カフェ チョビチャ)

小樽市花園3-1-6
電話&FAX:0134-64-6015
営業時間:11:00~20:00
定休日:木曜日

お店のHP