2015年6月のベストママ
和風じぇらーと 和どう

佐藤 麻衣ママ

 梁川通りの蕎麦屋あとに、今年2月にオープンした和風ジェラート「和どう」の店長・佐藤麻衣さんは、池田町出身の32歳で物腰の柔らかいフレッシュな店長。

 十勝のアイスクリーム会社に勤務していた頃、北海道物産展で様々な職種の人と知り合う中、今の店長の職に就くきっかけを掴んだ。

 物産展には、鶏の半身揚げ「なると屋」も出店。なると屋を展開する株式会社FOODCOLLECTのグループ会社で、スイーツ部門・株式会社ドルチェプランニングに転職。今年2月27日に、手作りアイスクリームを提供する「和どう」がオープン。同店の店長として新転地・小樽での生活がスタートした。

 元々、あんこやアイスクリーム好きの甘党で、着物などの和にも興味があり、和を基調とした店内の装飾も、佐藤さんのアイディアが、いっぱい詰まっている。店名も和の道の意味を込めて「和どう」と名付けた。

 佐藤さんは、仕入れから仕込み、アイス製造から販売まですべてをこなす。出来立てのアイスを提供し、商品開発にも全力で取り組んでいる。脂肪分の計算などアイスの深部まで踏み込み、新しい発見に喜ぶことも多いそうだ。

 おススメは”きなこもち”。道産黒豆を香ばしいきな粉にして、求肥と隠し味に塩が入ったアイスクリームの組み合わせ。当店人気NO.1は、どら焼きパフェ。どら焼きの皮と求肥に、つぶ餡かこし餡か選べ、アイスもバニラ・抹茶・ミックスから選べる。

 開店3ヶ月が過ぎ、日頃心がけていることを尋ねると、以前アイスクリーム会社に勤務していたことで、基礎的な知識はあり、分かっているとの思い込みも多く、この会社に入り、今までの経験は通用しないことを思い知らされたそうだ。今は、常に初心に返って取り組むことを心がけているという。

 そんな緊張の日々の中で、試作中のアイスについて深く勉強し、実際にアイスを作ってみたり、いろいろな食材とアイスをコラボレーションしてみたり、「自分の考えたアイスを、お客さんが喜んでくれた時など、やりがいもあり楽しい」と感じている。

 考えるからには、もっとアイスを沢山の人に食べてもらえるよう、業務用などにも広げていきたいと意気込む。

 佐藤さんは、「作り立てのアイスは格別です。それを提供しているので、ぜひアイスの美味しさを『和どう』で味わってもらいたい」とPRした。

和風じぇらーと 和どう

色内1-1-17小樽出抜小路
電話:0134-64-1427
FAX:0134-64-1428
営業時間:11:00~19:30(L.O:19:00)
定休日:月曜日
テーブル7つ・席数14席 
テイクアウトや地方発送も可能