2016年10月のベストママ
手作り雑貨と帽子のお店 アトリエINGLE SIDE

森谷 万理ママ

 花園3丁目の武道具店跡に、手作り雑貨と帽子の店「アトリエ INGLE SIDE」を、2013年(平成25)年7月にオープンさせた森谷万理(57)店主は、小樽出身のとてもおしゃれで素敵な女性。

 子どもの頃から洋服に興味を持ち、手作りするのが好きで、北海道職人義塾大学校・帽子製作教室の案内を、新聞で見つけ通うことに。旭川在住の講師は小樽の師匠に学び、不思議な縁を感じた。予定していた1年間をさらに技術を極めるため、5年間に延長して、帽子作りのノウハウを学び、紳士・婦人物の手作りの帽子を販売する店を開いた。

 店名の“INGLE SIDE”とは、赤毛のアンシリーズ7巻の炉辺荘(イングルサイド)にあるように、温かく人が集まる場所をイメージしてつけたという。

 店内には、様々なデザインの帽子が並び、10名以上の手作り作家の作品の委託販売も行い、パッチワークやバッグ、ビーズネックレス、陶器などが所狭しと並べられ、雑貨好きにはたまらない空間となっている。

 森谷さん手作りの帽子(6,000円~)は、中折れ帽、ハンチング、テンガロンハット、クロッシェなど、パターンは100種類以上あり、日々違う帽子の製作に励んでいる。現在、被りやすく柔らかで、顔を包むような新作の帽子を製作中。納得した帽子ができると、すぐに誰かに被せたくなり、早めに売れてしまうという。

 オーダーは、最短で3日間以内に渡すことができるというから、作業も手早い。帽子以外にも、洋服を作ったり、直しにも対応。編み物も得意。

 帽子を気に入り沢山購入してくれた高齢の女性が、購入した帽子を被って見せに来たり、様子を見に顔を出してくれるお客さんも増えた。いっぱい人が集まり、手芸を楽しんだり集う場所にしたいという。

 そんな手作りが好きな森谷さんの、もうひとつのお気に入りは読書。絵本・児童文学研究センター(色内1)の正会員となり20年。様々なテーマで勉強会があり参加している。

 「深さや鉢(ハチ)も大小様々で、被りたい帽子を被ってもらいたい。また、簡単な洋裁教室や麻ひもあみもの教室、フェルト人形作りなど、挑戦してみたいことがあれば、ぜひご相談を」とPRした。

手作り雑貨と帽子のお店 アトリエINGLE SIDE

小樽市花園3-2-2 荒井時計店となり
電話:0134-23-1546
営業時間:10:30~16:00
定休日:日・月曜日・祝日