2016年7月のベストママ
居酒屋 らく天
工藤 まゆみママ
小樽都通り商店街に通じる小路「仲見世通り」に、ひっそりと佇む居酒屋「らく天」の工藤まゆみさん(46)は、笑顔が素敵な小樽出身のママ。
らく天は、旦那様のお父さんで、昨年他界された宏さんが始めた。おでんや焼き鳥・創作料理を提供する居酒屋で、24年が経つ。
数年前に店舗を隣りに移し、まゆみさんのアイデアで、女性が入りやすいおしゃれで清潔な店に生まれ変わった。おひとり様でもグールプでも気軽に、食事と酒を楽しめる店を心がけている。
まゆみさんは、子育をしながら店を手伝ってきたが、2人の娘さんも大きくなり、今では店を手伝い両親を支える助っ人に成長。
自慢のおでんは、関西風の味付けで、定番の大根やちくわ、玉子に加え、ロールキャベツやトマトのほか、フワフワな食感の自家製がんもどき「飛竜頭(ひりゅうず)」が味わえる。
小樽の地鶏を使った串焼もたまらない美味しさ。地元の旬の野菜や海産物を使った創作料理は、家庭では味わえない独創的でお洒落。また訪れたいという女性リピーターが多いという。
赤井川の農家から米や野菜を仕入れるなど、地産地消を心がけ、また、和食に合うビオワイン(自然派ワイン)や日本酒を追求する、研究熱心な旦那様でありマスターを支えるしっかり者。
接客を中心にテキパキと店内を動き回り、細やかな気遣いで、店内をいつも明るくしてくれるまゆみママ。これからも変わらず、美味しいものを皆さんに食べてもらいたいと、仕事に精を出す。
まゆみさんは、「アットホームな雰囲気で、旬の食材を活かした料理を提供。お待ちしてます」と笑顔で話す。
写真をお願いしたら、恥ずかしそうに応じてくれた。