Meri Ozasaママ
小樽市新光の民家2階のコミュニティカフェのオーナー・Meri Ozasaさん(32)は、2歳と5歳の子どもを持つ母であり、画家でもある。子どもの頃から絵を描くことが好きな女の子だった。
小樽出身で、美容師として大阪で勤務していたMeriさんが、小樽に戻り出産。なかなかママ友ができず、落ち込むも、母が元気にならなくてはと、積極的に地域の集まりに参加。手打ちうどんやヨモギ団子を作ったり、単純な共同作業の中で助け合い幸福感が得られた。
それがきっかけとなり、みんなで集まれる場所がほしいと民家を借りて、2016(平成28)年7月に、「小樽コミュニティカフェminamina&アトリエSUN」をオープンさせた。店名はアイヌ語の「minamina」で、“にこにこ笑っている”を意味し、笑顔が生まれるカフェにしたいとの思いからつけた。
カフェでは、ママ友をはじめ、友人知人、またそのつてで、色々な人が自然と集まった。ママ同士が話に夢中になっても、キッズスペースで子ども達が自由に遊んでいられる。
天日干しの塩を使った味噌作りやワクチンについて学ぶ勉強会、調理人が出張してランチを提供する日もあれば、料理上手のMeriさんが腕を振う日もある。今のところ、金曜日はラーメンの日で、豆乳ラーメンが人気。食材に気を使った見た目も味も楽しめる料理を提供している。
また、画家でもあるMeriさんは、指で描くタッチドローイング(絵筆を使わず指で直接紙に触れ描く手法)や、一緒に会話をしながら作品作りを楽しむ点描画なども、100円(紙代)で楽しむことができる。ぬりえセラピーやタロット、アロマトリートメントなどゆったりと楽しめる催しを開いている。
それぞれの家庭の自慢の漬物や料理だったり、些細な文化に興味を持ち、自然の営みを子ども達に教えようと、最近、知人を通じて鹿狩りに同行した。
今後の夢はハンターなる!!!こと。自然の中で、文明の利器を使わず過ごせるような、生きる糧を身につけたいという。
「頑張っている人へ、頑張りをやめても夢中になることを探せば大丈夫。頑張ることをやめたい人や頑張りすぎて疲れた人に来てもらいたい。色々なキャラクターの人がいていいと思う」とPRした。
営業日は月・水・金曜日で、ランチとスイーツを提供し、火・木曜日は、ママ友の会合やパーティーなどにレンタルしている。