2019年3月のベストママ
Otaru YaDo
石井 里沙ママ
4階建て96ベッドの小樽市内最大級のゲストハウス「Otaru YaDo(オタルヤド)」が、2018年10月にオープンし、札幌出身の石井里沙さん(35)がフロントで受付を担当している。
5歳から25歳までは名古屋で暮らし、昨年7月に、札幌から小樽に移住したばかり。旅への興味や旅先での出会いが楽しく、旅人に関われるこの仕事の紹介を受け即決。
以前はホテルで調理師として働き、ゲストハウス勤務は初めて。5ヶ月が過ぎ、日本各地や世界中から訪れる宿泊客から、小樽や旅の話を聞くのも楽しい時間で、一期一会の貴重なひと時を大切にしている。
小樽には、発祥の地や歴史的文化財が数多く残されていることを知った。小さな地域ではあるが、観光があって、山や海の自然が多いこの町だからこそ、ゲストハウスの意義があると感じたという。
まずは居心地が良いことを最優先に、小樽での時間が良い思い出になるよう、レストランの紹介や目的地までの行き方等、宿泊客ひとりひとりのニーズに応え、一緒に旅の続きを考える。ゲストハウスを選ぶ旅行者は、ノープランの人も多く、手助けも大切な仕事。
「一大決心をして小樽に移住したわけで、このゲストハウスが小樽に根付くような宿にしたい。小樽に泊まった人が満足したと発信し、世界的にも魅力ある町だと広がれば」と話す。
「3・4月はOFFシーズンで、通常よりも低価格で利用できる。小樽近郊の方は、送別会・歓迎会後に、気軽に宿を使い、この機会に見てもらい、友達にも紹介してもらえればと思う」とPRした。
4階には靴を脱いでゆったりと過ごせるイベントホールがあり、赤ちゃん連れのママ友の集まり等にも気軽に利用できる。