2020年2月のベストママ
Glass Studio SHiMA・SHiMA.

杉岡 詩麻ママ

 生まれも育ちも小樽のガラスアーティスト・杉岡詩麻さん(50)は、自宅1階で、工房を兼ねたショップ「Glass Studio SHiMA・SHiMA.」を営む、明るくて朗らかな性格で努力家でもある。

 地元愛が強い詩麻さんは、小樽を離れた友人に小樽に戻ってくることを勧め、仕事で小樽を離れると、帰って来た時の安堵感は計り知れないものがあるという。

 ガラスとの出会いは20歳で、市内の吹きガラス工房で販売の仕事に携わった。その後、堺町通りでガラスアクセサリー店を任されたが、2011(平成23)年に退職。

 祖父は家具職人、伯父もものづくり関係の仕事とあって、詩麻さんも、子どもの頃からものづくりが大好き。これまでの経験を活かして、2016(平成28)年に自宅1階の居間を改装し、工房とショップをオープンさせ、現在に至る。

 店名は、自分の名前の詩麻(しま)から、「SHi MA・SHi MA」と命名。店内には、アクセサリーやガラス素材の品々が並び、サンキャッチャーやとんぼ玉の制作体験(1,500円~)もできる。

 おススメは、2年ほど前から始めたアロマペンダント。しずく型のペンダントトップに、スポイトでアロマ液を垂らすタイプと、紙にアロマ液を染み込ませるタイプがある。

 道内のイベントや道外の北海道物産展にも出展。対面販売することで、お客さんや他の店舗からのアイディアを知る良い機会になるという。いろいろなものにアンテナを張り巡らせ、気になるものは片っ端からやってみる、探求心も旺盛だ。工房には電気炉が3台もあり、様々なガラスの技法を取り入れ、最近は、教わったひょうたんランプも展示している。

 自分の作品を購入してくれた人と苫小牧の出店で偶然に出会ったり、道外の人から作品を気に入ってもらうなど、予期せぬ出会いが元気の源。

 自宅工房に、酸素バーナーの講師を招き、作家仲間に声をかけて講習会を予定し、常に学ぶ心を失わない。

 また、筆ペンを使った夢ロゴも学び、名刺や商品のパッケージに使用するなど、ものづくりの精神が身体に染み付いている。

 2月いっぱいに限り「小樽ジャーナル見たよ!」で、消費税をサービスしてくれる特典も用意してくれた。

 詩麻さんは、「工房を兼ねたショップや委託販売先の硝屋(堺町6)、ファインクラフト(堺町5)などにも、ぜひ足を運んでいただきたい」とPRした。

Glass Studio SHiMA・SHiMA.

小樽市奥沢3-27-25
電話:0134-31-2421
営業時間:電話等で確認
定休日:不定休

お店のHP