2004年8月のベストマスター
A・Kan(ア・カン)&穀物道 COOK MOD'S

真鍋 聡マスター

 市内サンモール一番街に、7月14日にグランドオープンした「おたる屋台村・レンガ横丁」に、地酒のカクテルバー「穀物道
COOK MOD’S」を営む。屋台村を背負う13店の店主のひとり。

 長いバンダナを頭巾のように巻いているのが珍しい。

 生まれも育ちも小樽。潮見台小・中を経て小樽工業に。高卒後、ダンスホールに1年間勤め、19歳から札幌へ。すすきのの夜の世界へ入る。バブルがはじける前で、高級クラブなどは繁盛していたという。

 小樽へ戻ったのは23歳の時で、牛若丸というスナックやパブ・アミーゴなどに勤める。28歳の時に、A・Kan(ア・カン)という店を浮世通りに出す。2年前にはスパルビル1Fに移転した。現在で9年目に入っている。

 花園暮らしが長く、花園町が好きと語る。「花園町に光が射してこないので、試行錯誤しながらでも、観光客を花園町にもっと来るようにしたい」と北観協の幹事、旧手宮線で2年前から始めた「あんどんカンテラ祭り」の実行委員、青年会議所(JC)のメンバーで、来年の50周年準備委員会の企画特別副委員長などをこなす。

 屋台村の出店は、知人に勧められてのものだが、これまではほぼ予想通りの展開だという。「小樽は観光にしか頼るものがない。1軒1軒に特長を持たせて、経営者の魅力を高めていかなくては」と、静かな口調の中にも、今後の花園や屋台村を背負って立つ決意がにじむ。1967年(昭和42年)生まれの37歳。

A・Kan(ア・カン)&穀物道 COOK MOD'S

A・Kan(ア・カン)
小樽市花園1-11-24スパルビル1F
0134-32-1666

穀物道 COOK MOD'S
小樽市稲穂1-14-15
0134-31-4141