2005年7月のベストマスター
PUB Toshi
久貴谷(くきや) 敏郎マスター
小樽水産工業高校に入学のため、江差から小樽で下宿生活を始めたのが、小樽との縁の始まり。
この高校時代に良い友達に恵まれ、今でも助けてくれるのが本当にありがたいと言う。
高卒後、都通りの洋服店に5年間勤めたが、「夜のバイトをしたのが、いつの間にか夜の商売にはまってしまった」
20才から24才にかけては「いゃー面白かった」と当時を懐かしむ。女性客相手のクラブ・サンタマリアの正社員として、連日、朝まで奮闘。店は女性客で溢れ100席が満席となり、一日3~4回転もした。
あの頃は若かったし、「人生で最高でしたね。こんな楽しい生き方してていいのかと思った程だった」と言う。24才で結婚。26才でスナックの雇われマスターに。30才で独立し嵐山通りで、がまんして金をかけない店をオープン。しかし、女性の団体客が欲しかったので、今度は小奇麗にした金をかけた店を第二小川ビルにオープンし、既に5年が経過した。
花園暮らしもトータルで22年、独立して丸々12年が経った。「小樽は住みやすい。都会っぽくなくて人間が温かい。港町なのですぐに知り合いになれる。小樽はいい人が多い」と小樽生活を楽しむ。
冬にはスノーボードに精を出し、夏には仕事の合間を見て、苫小牧までサーフィンに行くのが楽しみだったという。
はしご酒・ドリンクラリーを主催する北観協社交飲食店組合小樽支部の副支部長を務め、イベントにも力を注ぐ。1963(昭和38)年生まれの42才。これからのさらなる活躍が期待される花園のマスター。