2006年6月のベストマスター
cafe RilNO
大沼 清澄マスター
「小樽には、海、山、美人が多い。美味しい食べ物がある。大好きな街だ」。心と身体に優しいケーキと美味しい時間を贈る「cafe RilNO」(最上1)のマスター。
小樽市入船町出身。45歳。北照高校時代から喫茶店でアルバイトを始めた。「当時、小樽には山のように喫茶店があった。おもしろかった。本当にいろんな店があったな」と学生時代を懐かしむ。
高校卒業後、札幌の学校に行きながら昼も夜も接客業に。「10年くらいは色々な場所で働いたな。でも、やっぱりこの商売が好きなんだと実感するよ」と、旧マイカルのカフェで店長としても勤めた。
マイカル撤退をきっかけに「もともと店を出せたら良いねと貯金はしていた」と、妻・真澄(38)さんと店を持つことを決め、2003年6月にオープン。
「こういう商売だから仕方はないが、昨冬と今冬の2年連続の大雪には参ったね。場所がら雪も多いから、交通の影響が大きかったな。それに雪が降ると、人はあまり外に出ないでしょ?北国の悲しさかな。それでもお客さんが来てくれるから本当にありがたい」と、カウンターに座る女性客に微笑む。
「cafe
RilNO」では、「子供が食べても安心出来るように、保存料やベーキングパウダーなどの添加物を出来る限り使用しないものを意識して作っています」という、真澄さんの優しい気持ちが込められたケーキが人気となっている。
若い女性客から男性客まで「ケーキやパンを食べに来て、無駄話や息抜きに寄ってくれる」と、幅広い客層に美味しい時間を提供する「cafe RilNO」のマスター。