2011年1月のベストマスター
居酒屋花虎
後藤 勝寿マスター
“もっと若者が出て来る元気な街。活気ある街にしたい”昨年11月、花園のスパルビル裏に居酒屋「花虎」をオープンしたオーナー(48)。
1921(大正10)年創業の家具製造販売「後藤木工株式会社」の三代目社長。同社は昭和に入って不動産業を始めており、現在、花園のかま栄通りから浮世通りまでの間に持つ不動産の7軒が空き店舗となっている。
「花園町の景気が良くならないと家賃収入もない。花園には飲み屋のねーちゃんが1,000人くらい働いている。とにかく若い人が花園に集まってくれないといけない。50人くらいの人が入れる安くてうまい店をつくって、若者に花園に来てもらえるようにしたい」と、株式会社GOTを立ち上
げ、同店をオープン。「神に成り損なったゴットが経営する」と苦笑い。
何か店に特色をつけたかったと、イチオシメニューは手羽先。「焼鳥はどこの店にもあるしなぁとメニューを考えていたところ、昔良く出張に行っていた名古屋の尾張揚げ(手羽先)はビールにも合うし安いから、名物になるかなと思った」
「まちづくりと言って歩くのは嫌い。自分の店を発展させるには、まず街が活気づかないといけない。若者が街に出て元気な街にしたい。自分で出来ることをコツコツとしていく」と語る。
別の空き店舗でも店をオープンする計画。今後も花園の街の活気づけのために前へ突き進む。