2012年5月のベストマスター
居酒屋ラーメン 斬

木村 圭一マスター

 旧手宮線にいい香りを漂わせている「ラーメン居酒屋斬」は、今年2月にオープンした。

 店長の木村圭一さん(38歳)は、札幌生まれの札幌育ち。現在は、小樽市星見町に住む。高校生の時から自分で店を持ちたいと思い、高校卒業後、父が経営する居酒屋で、自分のスペースを持ち、バーを開いていた。その後、ホテルへ就職し、宴会料理を担当したり、和・洋・中の調理人として働いた。

 洋食の先輩が山岡家へ転職し、何度か山岡家へ食べに行くうちに、山岡家のラーメンに惚れ、自分も山岡家へ転職した。店長として6~7年間働いた中で、ラーメン店のノウハウを学び、他にも3店舗を回り学んだ。4店舗のラーメン店の良い所取りのラーメンを作り上げ、3年前に小樽出抜小路で、念願のラーメン店を構えた。そして、今の店舗に移転し、現在に至る。

 店名の「斬」は、斬新の「斬」を取り、人と同じことが嫌いで変わったことをしようと名付けた。その変わったこととは、とても辛いラーメンや特大ラーメン「爆斬麺」で、通常サイズの3倍の量。これをクリアした人のみ挑戦できる「スーパー爆斬麺」もあるが、今はまだ挑戦者は出ていない。

 ラーメンの特徴は、とんこつベースに鶏、魚介、豚足を入れ、コラーゲンたっぷりのラーメン。女性のお客さんから、化粧のりが良くなったと言われ好評だ。どんぶりを十分に温めて、より熱々の状態で提供している。また、子どもから年配者まで、どんな要望にも応えようと、細部に渡り気遣いを怠らない。

 おススメは、塩ラーメン780円。ランチセットは、ラーメンとミニチャーシュー丼、ミニから揚げ丼、マヨチャーシュー丼などを組み合わせ850円と人気が高い。夜は居酒屋をメインに、ラーメンも提供する。

 おススメは、手羽先揚げ3本で400円。特製タレに漬け込み、粉をつけて揚げ、表面はサクサク、中はジューシーで美味しい。

 木村店長は、「出抜小路では、観光客がメインだったが、ここでは、観光客だけじゃなく、地元の方々と語り合いながら、小樽の活性化に一役買いたい」と話す。

 「自分の夢が実現したが、でもここからがスタート」と言う、妥協をしない居酒屋ラーメン斬のマスター。

居酒屋ラーメン 斬

住所:小樽市色内1-14-10
電話:070-5065-7435
営業時間:11:00~14:00、17:00~21:30(LO)
定休日:日曜日