2013年10月のベストマスター
ラーメン店 孝一郎

横井 孝一郎マスター

 朝里3丁目の国道5号線沿いのラーメン店「孝一郎」代表の横井孝一郎さんは、札幌出身の29歳。

 子どもの頃は、わんぱくな野球少年だった。中学から付き合っていた女性と18歳で結婚し、現在4人のパパ。

 ラーメン店でのアルバイトが始まりで、その後、札幌、名古屋、東京、九州とラーメン修行をし、この道13年目。最初は、安易な気持ちでラーメン店へ入り、包丁も使えない、麺上げもできず、難しさを目の当たりにした。そんな難しいラーメン店の仕事にどんどん惚れていったという。その時の店主が29歳。仕事をはじめ、人生についても学び「俺も29歳までに店主になってやる!」と、店主を目標に、1軒のラーメン店じゃなくいろいろ見てみたいと、21歳で名古屋で修行。その後、東京へ。そこで知り合った九州の人のつてで、九州で博多ラーメンを学んだ。26歳で、札幌でラーメン居酒屋を出店し、念願の店主となった。開店時間が18:00から朝の5:00までと長かったため、子どもとの時間を持ちたいと考え、店舗付きの住宅を探したところ、現在の店舗が見つかり、2011年12月に「孝一郎」をオープンした。

 妻と二人三脚で店を切り盛りし、店内は19席対応でき、テーブル席もあり家族連れの来店もOK。ラーメンはとんこつをベースに、こってり味噌、醤油が人気。とんこつが苦手な人には昔風ラーメンも用意。ラーメンに入れる「薬味」を充実。刻みねぎは入れ放題。定番のコショウ、一味、ラー油に加え、特性カレーパウダーも各テーブルに用意され、それぞれの好みにあわせカスタマイズを楽しんでもらいたいという。こだわりはなく、とにかく美味しいと思うものを提供し、お客さんからはヒントを掴む。また、朝里地区ということで、当店オリジナル塩味でアサリで出しをとった「あさりラーメン」を提供。丼に残ったスープにご飯を足してお茶漬けで2度楽しめると評判のメニュー。平日のランチでは、ラーメンの大盛りやライス付き、日替わりでまかないのチャーシュー飯や高菜丼をセットで提供。こちらもおススメとなっている。

 普段心掛けていることは、自分が行きたくなるような魅力的な店にしたい。自分を信じて努力すること。将来の夢は、このまま年をとっても営業を続け、空腹の学生へ安くて美味しいものを振舞えるような大きな器の店主になりたいという。

 休日には、温泉にゆっくりつかり、サッカーゲームに没頭するなど、リフレッシュしているそうだ。若い時に味わった悔しさを踏み台に、負けず嫌いな性格を活かして努力。笑顔が優しい横井さんは、熱いラーメン店主だった。

ラーメン店 孝一郎

小樽市朝里3-6-19
電話:0134-54-1252
営業時間:
11:00~15:00(LO:14:30)
17:00~21:00(LO:20:30)
定休日:月曜日