2013年7月のベストマスター
らーめん一番

後藤 章平マスター

 小樽の老舗ラーメン店「らーめん一番」の後藤章平さんは、28歳の独身若手店長。

 小樽生まれの小樽育ちで、子どもの頃は少年野球団に入り、運動好きの活発な少年だった。後藤店長が子どもの頃からあった一番のラーメンが大好きで、小さい頃からよく食べていた。

 ラーメン店に勤めるきっかけは、3年前に同店から働かないかとの声がかかり、憧れの一番で働けるなんてこんな嬉しいことはないと、喜んで働き始めた。先代の「一番」の味を2代目店主が受け継ぎ、昔の味に近づけようと努力し、現在の場所に2004年に移転し、現在に至る。

 1年前から店長となり店を任された。店長となってからは、休日でも1度は出勤し、スープを管理。スープを失敗しないようにとプレッシャーを感じているという。

 休日は何をしていますか?の質問にも「店に出ているから」と、休日を楽しむより、毎日が店長という責任感を感じて過ごす後藤店長は、まさに「一生懸(命)麺:いっしょうけんめん」だ。

 店オリジナルのスープは、とんこつベース。ランチタイムは11:00から14:00までで、ラーメンとセットで注文すると半チャーハンとチャーシュー丼を各150円で提供。おススメはと尋ねると、「味噌ラーメン。濃厚なとんこつスープがとろりとしていて美味しい」と目を輝かせて答える。

 従業員みんなで考案した6月18日からの新メニュー「つけめん」は、魚介とんこつスープが濃厚。あったかスープに冷たい麺をつけて食べる。9月末までの期間限定で提供。今後も、従業員みんなの意見を組み込んだ新メニューの開発に努力したいという。10月からの新メニューに期待したい。

 15:00から17:00まで仕込みのため店を閉め、味噌を2時間かけて練り仕込んでいる。この大変な作業があってこそ、みんなに愛されるラーメンをと、体力勝負で取り組んでいる。市民から「ずっと続けて欲しい」と声をかけらえることが多く、そこで、また頑張ろうと意欲が沸いてくるという。

 今後は、4人の従業員それぞれが、店長になれるように、各地に店を広げたいとしている。今年、3月に旭川に1店舗展開している。

 「みんな元気よく楽しく仕事をしている。ランチセットでチャーハンも美味しく安く提供している。まだ、一番のラーメンを食べたことがない人が意外と多い。一度食べるとやみつきになる味。是非、ご来店を」と呼び掛けている。

 小樽のイケメン店長ベスト10入り間違いなし。“一生懸(命)麺”を合言葉に、日々頑張る「らーめん一番」の後藤店長。

らーめん一番

小樽市稲穂3-8-10
電話:0134-22-5517
営業時間:11:00~15:00、17:00~19:30 ※スープがなくなりしだい閉店
定休日:月曜日