2013年9月のベストマスター
海鮮丼屋・小樽ポセイ丼

木村 年宏マスター

 海鮮丼屋「小樽ポセイ丼」の木村年宏さんは、27歳の若手社長。札幌出身で、中学生の頃から、家の近くの乗馬クラブへ通い、将来は競馬関係の仕事に就きたいと馬術を学ぶ。持ち前の運動神経を活かし馬術で専修大学へ推薦入学。国体出場や、全日本学生馬術選手権大会で2位の成績を収めた。大学4年間、馬小屋の上で寮生活を経験する。

 父は札幌で会社を経営。小樽で「ポセイ丼」を13年前に開店。飲食店のアルバイト経験や大学時代から同店を手伝っていたこともあり、大学卒業後、家業を継ぐことに。小樽へ来て今年で4年目となり、3年前から社長を務める。

 若く経験不足ということもあり、従業員とのコミュニケーションが大変で、ついてきてもらうのが大変だったと当時を振り返る。まだまだ勉強中だという。現在社員4人とアルバイトの20名以上の従業員を率いる。平均年齢22、3歳の若手が多い。働く人が楽しくなければ良い店はできないと、楽しい職場を心がけている。

 「ポセイ丼」という店名は、40~50歳代が知るベストヒットアニメ「バビル2世」に登場するロボット・ポセイドンから名づけた。1号店をバビル2世の陸のしもべのキャラクター名「ロデム」とした。今年7月20日に2号店堺町総本店を開店し、3号店目は、バビル2世の空のしもべのキャクター名「ロプロス」店を構想中。小樽の堺町通りでの開店を目標としているという。

 店の特徴として、ロデム店は、海鮮丼を気軽にワンコインで食べられ、さくっと食べてさっと帰れるような店。2号店の堺町総本店は、朝仕入れた活貝を始め、炉端焼きの代名詞である大きなしゃもじで提供。パホーマンスや海鮮の迫力を楽しみ、小樽らしい海鮮を味わい、2階ではキッズルームを設けゆっくりとくつろげる。家族連れで来店できるよう工夫している。

 「味」と「価格」「小樽だけの特別」とこだわりを持ち、人気NO1丼は、ポセイ丼(2,100円)。新鮮な海鮮の代表食材(エビ、ホタテ、マグロ、イクラ、ウニ、サーモンなど)を色鮮やかに盛り付けした、必ず食べてもらいたいメニュー。NO2は、海鮮づけ丼(500円)。海鮮を特製だれにつけたワンコインどんぶりで、こちらも人気。

 小樽が好きで、堺町通りでの祭りや町おこしなど、この通りを優先的に考え、役に立ちたいと思っている。最近では、「小樽ゆかた風鈴まつり」があり、今年初めて祭りにかかわり、自分達で祭りを作り上げた。今年は勉強で参加し、来年は、経験を活かしてもっと、楽しんでもらう祭りにしたい。堺町通りを地元の人がもっと訪れ、1号店では気軽に海鮮丼を食べ、新店舗へはファミリーで、地元の方にもっと知ってもらいたいと願っている。

 休日には、乗馬クラブへ顔を出し、馬と戯れることもあるそうだ。こらからの小樽を元気づける「ポセイ丼」の木村社長は、爽やかな好青年だ。

海鮮丼屋・小樽ポセイ丼

堺町総本店:小樽市堺町4-9
電話:0134-61-1478、FAX:0134-21-2261
営業時間:
10:30~18:00
18:00以降の宴会もOK(要予約)50名まで
ロデム店:小樽市堺町5-25
電話:0134-21-2260、FAX:0134-21-2261
定休日:年末年始

お店のHP