2016年8月のベストマスター
ほぐしや

池上 誠マスター

 長崎屋小樽店裏の静屋通り本間内科の隣に、疲れやコリを揉み解す「ほぐしや」が、2016年5月10日にオープン。

 店主の池上誠さん(43)は、昨年6月に東京の下町・墨田区から小樽へ移住。一足早く2013年10月に移住していた奥さんと3人の子どもたちとともに、開業の夢を果たし第一歩を踏み始めた。

 幼稚園の頃、腰が痛い、肩が痛いと言っていた父親をいたわり、小さな体で父の体の上に乗り、腰や背中を踏んであげていた。いつしか、整体師の学校へ進んで勉強しようと志し、この道20年。いずれは独立したいと思っていた。

 奥さんと出会ったのもその頃で、「学校帰り、帰る方向が一緒で意気投合し、同じものを目指す仲間意識と愛情が芽生え…」と、照れくさそうに話す笑顔が優しい。

 老後はのんびり田舎に住みたいと考え、生活に困らない程よい田舎で、食べるものも美味しく、飲むことも楽しい小樽を開業の地に選んだという。

 店名は、至極簡単で分かりやすいよう、ほぐす店=ほぐしやと命名した。

 日々の疲れや凝りをなくし、血行を良くしてリラクゼーション効果が得られるよう、手による施術を行なう。自費治療で10分1,000円。30分で3,000円。予約した方が確実。

 毎日が出会いとエピソードで、開業して2ヶ月あまり、来店者は、地元9割、地方からが1割。

 ある日、近隣のイベントに参加したところ、いつも聞いているラジオのパーソナリティと偶然隣り合わせになったり、東京でもお祭りが大好きで、神輿を担いでいて、小樽の神輿会のメンバーと知り合い、潮まつりの神輿にも参加しないかと誘われている。地元の人と出会う機会を大切にしている。

 北海道弁には戸惑いを感じることもあるが、「意味は?」と尋ね、分からないことをそのままにしないようにしている。

 「どんなに忙しくても、丁寧に対応することを心がけ、リラックスされて、すっきりして帰ってもらいたい」と話し、色々な質問にも真摯に応え、池上さんの真面目さがにじみ出る。

 池上さんは、「少しずつ町の皆さんに慣れ、体が資本なのだから、自分の仕事を通じて、人々を元気にし、小樽の活性化の手伝いをしたい」とPRした。

 ほっこりするような物腰の柔らかい口調と顔立ち。疲れを感じたら、「ほぐしや」へ行ってみよう!

ほぐしや

小樽市稲穂2-19-12
電話:080-1978-5050
営業時間:
月~金曜日10:00~19:30
土・日曜日 9:00~17:00 時間外要相談
定休日:不定休