2018年3月のベストマスター
Beef&Winebar灯LAM

浅野 之薫マスター

 花園公園通りミツウマアーケード内に、2017(平成29)年9月オープンの「Beef&Winebar灯LAMP」オーナー・浅野之薫さん(53)は小樽出身。強力な助っ人で妻の真紀さんとの二人三脚で切り盛りしている。

 花園周辺に生まれ育ち、大学進学のため小樽を離れた。サラリーマン時代は、名古屋や仙台で過ごし、故郷が恋しくて帰郷。かつての繁華街とは違った様子を目の当たりにし、少しでも活性化に繋がればと出店。常に前向きで全力投球だ。

 牛の部位のランプとランプの町・小樽をイメージした店名で、店内にもおしゃれなランプが吊るされている。

 仙台名物の牛タンや道産和牛にこだわり、地元ワイナリーから富良野ワインなどの道産ものや世界のワインを含め、小樽であまり飲めないワインを取り揃えている。

 どれもお奨めだが、特に厚切りの牛タンとローストビーフがお奨め。富良野・十勝・平取産を仕入れている。極上の仙鳳趾(せんぼうし)の牡蠣は、白ワインと一緒に。

 器用な浅野さんは、台所・裁縫・大工仕事が得意で、店内の改装も自分で行い、牛をモチーフにしたオリジナルキャラクターやHP、メニュー表やイベントのチラシもすべて手作りしている。パーカッション奏者で、アマチアバンドを組んでイベントに参加するほどの腕前。

 お客さんに楽しんでもらおうと、音楽仲間も呼んで、2月生まれの人を集めた誕生会を開いた。ホールサイズの手作りケーキを1人に1個ずつ作った。手作りのケーキ回転台を使って、セメントを塗るような要領で生クリームを綺麗に塗ったという。

 フランス語でワインと20はともに、「Vin(ヴィン)」と発音が似ていることから、1994(平成6)年に日本ソムリエ協会が制定した20日に、毎月ワインの日を開催。

 妻と2人でずっと元気にやっていくことが夢だという、仲睦まじい2人には笑顔が絶えない。

 ワインと牛肉がメインだが、苦手な人には、魚介類を使ったカルパッチョやグラタンなど、オーナーが腕を振った料理を提供。「女子会メニューや2名から14名までの宴会も。ぜひ利用していただきたい」とPRした。

Beef&Winebar灯LAM

小樽市花園3-8-18
電話:0134-61-1170(兼FAX)
営業時間:11:30~14:00(L.o 13:30)・18:00~26:00(L.o25:30)
定休日:水曜日
宴会要予約