2019年3月のベストマスター
ビストロ Katabami
酒井 満好マスター
ガラス張りのこじんまりとした佇まい、ビストロ「Katabami」のオーナー酒井満好さん(35)は、小樽生まれの小樽育ち。生粋の樽っ子だ。
ずっと店を持ちたくて、25歳の時に料理の世界へ。レストランやホテルで研鑽を重ね、夢を実現させた。
静屋通りから路地を少し入った静かな場所に、花屋だった店舗を見つけ、自分の描く店のイメージと一致。2018年1月22日にオープンし、1年が過ぎた。
ワインやフランス料理を気軽に楽しめ、お客さんと間近で接することができるようしたいと、カウンター6席のこじんまりした店内は対面キッチンにして、レストランというよりも、誰でも気軽に入れる食堂のような雰囲気を心掛けている。
店名の「Katabami(カタバミ)」は、酒井家の家紋で、非常に繁殖力の強い野草のカタバミのように根強く、「喜び」という花言葉もあり、小さい頃から人を喜ばせるのが好きだったところから名付けた。
小樽のワインをはじめ、スパークリングや赤と白を5種類ずつ用意。ボトルの他にグラスでも注文できる。
ワインが苦手でも初心者でも、ソムリエ資格を持つマスターが、料理に合うワインをチョイスしてくれる。
仕入れから仕込み、調理まで、じっくり時間をかけ納得のいくものを提供するため、日々努力している。地元の旬の食材を使い、2・3月は小樽の鰊を使ったテリーヌを提供。人気の自家製キッシュやフォカッチャは、テイクアウトもできる。
目の前のお客さんが、「美味しい」と喜んでくれるのが、何よりも嬉しいという。
リピーターも多く、ついつい会話が弾み、夢中になることも。もっと良い料理を作り、もっと喜んでもらえればと、毎日勉強中だ。
「気軽にワインと料理を楽しんでください」と笑顔でPRした。