2019年2月のベストマスター
十割蕎麦と天ぷらの店 小樽北勝庵

曽根 俊彦マスター

美味しさと健康をコンセプトに、歴史的建造物である旧後藤商店(色内1)の1階に、2018(平成30)年9月30日(日)にオープンした、十割蕎麦と天ぷらの店「小樽北勝庵」店長・曽根俊彦さん(64)は、東京から9月に小樽に移住したばかり。

出身は富山県で、「大雪には慣れているが厳しい寒さには驚いた。小樽は住みよい町で、山と海があり、こじんまりとしているが、見るところや歴史もある」と気に入っている。

曽根さんは、コーヒー店やダイニングバー、カレーショップなどを経営し、業界45年のベテラン。昨年4月末で自分の店を閉めたところに、20年来の親交がある同店社長の「地元の人と一緒に小樽を盛り上げたい」という思いに賛同し、店の土台作りや経営管理を頼まれ、店長に就任。

主に蕎麦や天ぷらの調理で厨房にいることがほとんどだが、手が空いた時は接客も行い、地元の人との会話を楽しみにしている。

グルテンフリーの十割蕎麦と米粉と色付け用とうもろこし粉を使った天ぷら、北海道産そば粉や昆布・本かつお・丸大豆醤油など、食材にもこだわり“健康美人食”をテーマとしている。

つなぎを使わない十割蕎麦は手打ちではないが、これに合わせた機械を導入したことで、香り高くコシがあるそばが提供できる。

天ぷらも油分を4割カットする製法で、脂っこくない天ぷらが提供でき、年配の方やカロリーが気になる方にも安心して食べてもらえる。

お奨めは、「もちろん、もりそばを味わってもらいたい」が、仕事帰りには、ニセコ・小樽・旭川・富山などの日本酒1杯と酒の肴3品と天ぷら3品の「今日もお疲れ様セット」を1,000円で提供しているので、蕎麦屋の粋な嗜み方をもっと多くの人にしてもらいたいという。

常に美味しく食してもらうために、極力、お客さんの嗜好に合うよう薄い濃いなどの要望に応えている。

また、地元住民のためにイベントも企画。毎月10日は「天ぷらの日」として天ぷらALL半額、第4金曜日は「日本酒の日」で日本酒ALL300円、月末には「健康美人の日」で、もり・かけそば490円、大盛・特盛は無料で提供。

今度は蕎麦店には拘らずに、人が集う店を小樽で1、2件開きたいとのこと。

曽根店長は、「十割蕎麦をぜひ味わってもらいたい。イベントの大盛・特盛無料提供は、若い人の食欲を刺激したい」とPRした。

宴会2名~18名で予算に応じる。10名で貸切も。

十割蕎麦と天ぷらの店 小樽北勝庵

小樽市色内1-6-27 旧後藤商店
電話:0134-26-6464
営業時間
平日11:00~15:00・17:00~20:30(L.o20:00)
土・日・祝日11:00~20:30(L.o20:00)
定休日:火曜日