渡辺 修マスター
面白くてインパクトのある店名からの想像の通り、野球好きのマスター渡辺修さん(41)が営む、小樽焼肉熱闘ホルモン甲子園は楽しく食事ができる店。
小樽出身の渡辺さんは、7つの上の兄の影響や飲食店や精肉店などの職歴を生かし、いつか商売をしたい夢を叶え、2014年(平成26)年12月、花園に念願の店をオープン。
野球好きで小中学校は野球部で活躍。進学した高校に野球部がなかったため、サッカーを30歳まで続けた。その後は社会人野球チームを作り、現在は監督として、仕事もプライベートも充実した毎日だ。
精肉店に勤めていたため肉のノウハウを学び、その経験を生かし納得できる美味しい肉を食べてもらおうと、焼肉をメインに。配達で市内の焼肉屋とも知り合いになり、情報交換を行う繋がりも出来た。店を開店させる時には、戸惑いもあったが、先輩方が温かく迎えてくれた。
子どもの頃から料理好きだったマスターが作る“幻の牛タンカレー”がオススメだと言う。不定期なメニューだが、牛タンを下処理し2日間かけてじっくり煮込んだ、誰からも「旨い!」と言ってもらいたいと腕を揮った1品だ。
この他にも、“辛い審判”と名付けた辛いスープや、余市北島農場の麦豚ベーコンなど、お客さんが喜んでくれるようなものを探して提供している。
カウンターが広い店なので、お客さんとのコミュニケーションも自然に、“ありがとう”と言ってもらえるよう、楽しく美味しく食事をしてもらいたいと心掛ける。
開店当時から続けているフェイスブックは、毎日更新しているという。店に来られなかった人ともコミュニケーションできるよう、今日あったことやさり気ない話題を書き込んでいる。
1991(平成3)年夏に甲子園初出場を決めた北照高校野球部メンバー数人が、SNSで店を見つけ、来店してくれたことが嬉しくて忘れない思い出に。
2018(平成30)年の第100回という記念すべき全国高校野球選手権大会に、甲子園初観戦で、北照高校を応援。
高校野球シーズンになると、野球好きの虫が疼いて落ち着かないそうだ。店内へ通じる階段には、後志の高校野球チームのユニホームが張られ、店内には、野球に関するポスターやペナントなどが賑やかに展示されている。
「開店して5年が過ぎ、あっと言う間だった。10年、20年後も、あっという間の10年だ、20年だと思えたら幸せだなぁ」と振り返る。
小上がりもあり、宴会も予約で4名以上23名まで対応。90分飲み放題付きで3,500円。予算やメニューは電話相談可。
渡辺マスターは、「1度来てみてください」とPRした。